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トレンドのスペース系に喝!トヨタ・ヤリス(プロトだけど)の挑戦

11/20(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

小沢コージ【クルマは乗らなきゃ語れない】

 トヨタ・ヤリス

 ◇  ◇  ◇

 意外なるトヨタの挑戦の構図が見えてきた。それは新型ヤリス。来年2月に発売予定のコンパクトハッチで、日本では1999年から発売されているヴィッツのこと。ヤリスは欧州名で、この4代目から世界同一名が使われるのだが、裏には明確なメッセージが隠されている。それは今のスペース系への挑戦状だ。

 今やコンパクトカーといえば一部のハイブリッド系を除き、軽自動車ならホンダN-BOXやダイハツ・ムーヴなどのスーパーハイト系、白ナンバー車でも背高なトヨタ・シエンタやホンダ・フリードなどの人気が高い。

 人が7~8名乗れる3列シートミニバンが真四角なスペース系になるのはわかるが、コンパクトカーにも広さを求めるとは。今の日本人はかなりの効率重視で、クルマに楽しさや美しさを求めなくなりつつある。

広さよりかっこよさ優先

 しかし、トヨタは違う。安価なベーシッククラスこそもっとデザイン、走り、使い勝手を兼ね備えた味のコンパクトにもっと選んで欲しい、業務用ではなく私用なのだから、効率だけでなく楽しさを追求すべきだと思っているのだ。そこで存在感が薄まったヴィッツではなく、欧州イメージのヤリスに改めるのだ。

 ついでに来年は日本でもWRC(世界ラリー選手権)が開催され、欧州名ヤリスは優勝候補筆頭。今こそイメチェンのビッグチャンスと言うわけ。

 早速小沢はサーキットでプロトタイプに乗ってきたが、まず目を引くのはエクステリア。基本は現行3代目の正常進化だが、キュートなつり目ライトといい、クチビルみたいなグリルといい前後盛り上がっフェンダーといい、凝縮感はかなりのもの。

 インテリアもコンパクトクラスでありながら、上級グレードは質感の高いツートン樹脂で覆われている。さらに面白いのはサイズで、全長×全幅×全高は3940×1695×1500mmと旧型より5mm短く、実質30mm低い。スペースは現行と同等だが、明らかに広さよりかっこよさ優先なのだ。

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最終更新:11/20(水) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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