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「元ミヤネ屋」巨人・春川国際部長が退任…たった7カ月で“お払い箱”に

11/20(水) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 巨人は今季15勝の山口に対し、史上初めてポスティングシステムを利用した大リーグ移籍を容認した。さらにFA戦線では、獲得に乗り出した美馬、鈴木に相次いで振られる始末。ストーブリーグ惨敗の緊急事態を助っ人でカバーしようと、当初3人の予定だった新外国人選手の補強を4人に増員する見通しだ。

 そんな最も重要なこの時期に、助っ人獲得などの渉外部門を担当する国際部の総責任者である春川正明国際部長(58)が、今月いっぱいで退任することが19日、分かった。

 春川氏は読売テレビ報道局解説委員長として日本テレビ系の「情報ライブ ミヤネ屋」にコメンテーターとして出演。これまでロサンゼルス支局長などを歴任し、大リーグ通として知られていた。読売テレビを退職し、巨人に入団するという異例の形で、今年5月1日付で現職に就任したばかりである。大塚球団副代表は「(米国での)パイプづくりや人脈強化」と期待したが、就任以来、誤算が続いた。

■タレント気分抜けず、現場からブーイング

 とあるチーム関係者が次のように言う。

「就任した5月からチームに帯同していたけど、まるで球団社長や代表にでもなったつもりなのか、他球団の監督、首脳、幹部にズカズカと挨拶に行っちゃう。ミーハー気分が丸出しです。例えばソフトバンクの王さん(球団会長)、緒方監督(広島)、石井GM(楽天)らで、自分のことは誰でも知っているかのように話しかける。それで『あの人誰?』と話題になって、原監督ら現場は眉をひそめていた。普通、フロントの職員は入らないリーグ優勝後のビールかけにも乱入し、現場からブーイングが出ていました」

 それでも仕事ができれば許される。就任当初は「ニューヨークを拠点にして中南米、アジア、韓国、台湾。ヤンキースだけでなく全米30球団との関係を強化する」と大層な抱負を語り、来春に渡米する予定だった。

「期待された人脈も、読売テレビ時代から交流がある元メジャーリーガーの青木宣親(ヤクルト)と仲がいいことくらい。就労ビザがなかなか取れず、アタフタしていたこともあった。就任後の6月に獲得したデラロサが救世主になったけど、春川さんが部長に就任する前から獲得リストに入っていた選手です」(前出の関係者)

 巨人は来季の新外国人として、今季ワールドシリーズを制した米大リーグ・ナショナルズに所属した左の強打者ジェラルド・パーラ外野手(32)の獲得を調査。さらに右打者、先発、リリーフ投手の計4人の助っ人の獲得を目指しているが、春川国際部長はほとんどノータッチだという。

 かつてないほど補強が後手後手に回るさなか、海外スカウト活動の総責任者がたった7カ月で“お払い箱”。「それでも何も困らない」(同前)と言うのだから、お笑い草である。

最終更新:11/20(水) 12:00
日刊ゲンダイDIGITAL

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