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「ブラックフライデー」の知られざる語源とは

11/20(水) 10:27配信

ハフポスト日本版

アメリカの祝日サンクスギビングデー(感謝祭)の翌日に広く行われる大セール、「ブラックフライデー」。近年は日本でも開催する企業もあり、ちらほら目にする人もいるのではないだろうか。

「ブラックフライデー」の名前の由来で、広く認知されている説がある。サンクスギビングデーの翌日、ハッピーな買い物客たちがお店やモールを訪れ、たくさん買い物をして、その1年「黒字」になるほどの売り上げを上げる...という説。そのため、アメリカでは毎年11月の第4木曜日に祝われるサンクスギビングデーの翌日の金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれるようになり、それがクリスマスショッピングの季節のスタートとして、認識されている。

しかし、「ブラックフライデー」は本来違った使い方をされていた。小売業がこの言葉を使い始める前は、もっと暗い意味があったようだ。

サンクスギビングを前に、「ブラックフライデー」の本当の語源を探ってみよう。


・「ブラックフライデー」の語源
「ブラック」で始まる日は、大抵かなり悪い1日であることが多い。例えば「ブラックマンデー」は、1987年10月19日の月曜日に起こったニューヨーク株式市場の大暴落を指す。ブラックフライデーも、同様の意味合いがあった。

この言葉のかなり初期の使用は1869年で、クリスマスショッピングとは何の関係もなかった。金価格の暴落により株式市場が崩壊した日で、その後アメリカ経済に何年も影響を及ぼすことになった。

初めて我々の知っているような意味合いで「ブラックフライデー」という言葉が言及されたのは、知られる限り1950年~60年代のフィラデルフィアとされている。交通警察がその日を恐れて使った言葉のようだ。

「フィラデルフィア警察署が、中心街の小売店などのすごい人混みや交通渋滞を言い表すために使ったのです」と、エミー賞受賞スタイリストのデヴィット・ザイラ氏は話す。そして、印刷物で使われた最初の1つは、1966年に出版された切手収集者向け雑誌The American Philatelistに掲載された広告だったという。

その記録は、インディアナ大学の言語学部が運営するフォーラムThe Linguist Listに掲載されている。

「『ブラックフライデー』は、フィラデルフィア警察署がサンクスギビングデーの翌日につけた言葉。愛称ではない。『ブラックフライデー』は都市部で正式にクリスマスショッピングの季節をスタートするもので、中心街の小売店らが開店から閉店まで大混乱となり、それにより多くの交通渋滞や歩道が混雑する」

この説を支持するさらなる証拠がある。長年の警察記者でフィラデルフィア・ブルティン紙の特集ライターであった故ジョセフ P・バレット氏は、1994年の記事で「ブラックフライデー」の使用についての自分の役割について語っている。タイトルはThis Friday Was Black With Traffic(この金曜日は渋滞でブラックだった)。

1959年、昔のイブニング・ブルティンは僕を、市役所拠点の警察担当に指名した。ネイサン・クリガーは警察担当記者で、同紙の都市部担当だった。

1960年代初期、クリガーと僕はサンクスギビングの為に一面記事を製作していて、僕らは警察がひどい渋滞を表現する際に使う「ブラックフライデー」という言葉を使ったんだ。

どちらにせよ、その日を嫌っていたのは警察だけではなかったようだ。ザイラ氏によると、当時は、ブラックフライデーに店員が病欠で休み、祝日を週末まで延長するのが慣習となっており、それによる店員と客の比率差も大混乱の一因だったという。

実際、Factory Management and Maintenance誌に1951年に掲載された記事の記録によると、サンクスギビングデー翌日の金曜日に蔓延するずる休みについて言及されていた。

「『サンクスギビング後の金曜日症』は、腺ペストに続く影響がある。少なくとも、ブラックフライデーの為に製品を出荷しなくてはいけない人々にはそう感じる。店頭は半分空になっているのに、みんな病欠で、しかもそれを証明までできるんです」

1951年ほど前からブラックフライデーという表現が一般的だったのか、この著者のクレバーな表現だったのかはわからない。しかし1つ確実なのは、多くの人はこの日を好きではなかったということだ。

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最終更新:11/20(水) 10:27
ハフポスト日本版

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