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EVなんて何処吹く風 「漢・カワサキ」東京モーターショーに降臨! ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.22~

11/20(水) 17:00配信

バイクのニュース

EVなんて糞食らえ!スーパーチャージャー車に250cc4気筒エンジン車を展示したカワサキ

 2019年の東京モーターショーは、存在を声高々に叫んだのはバイクメーカーだったと思う。自動車メーカーの多くが横並びで、環境性能をお題目にしていたのとは対象的に、バイクメーカーのコンセプトはストレートで潔く思えた。

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 なかでも、ハートが射抜かれたのは「カワサキ」である。時代はEV一色。パリ協定締結以来「CO2排出量削減」を錦の御旗に、右向け右でEVモデルを発表。社会的な正義を主張している中でカワサキは、EVの提案は1ミリもなかった。メインステージでスポットライトを浴びるのは、EVを撃破するかのごとき激辛スーパーバイクの2台である。

「EVなんて糞食らえ」
カワサキの破天荒さとKYは神々しい。

「Ninja ZX-25R」は、249ccの水冷並列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載するフルカウルスーパースポーツ。嬉しいじゃないですか。

 スペック等詳細は不明だが、恐ろしいパワーを炸裂するに違いない。クオーター250ccクラスに4気筒エンジンが投入されるのは、10年以上前まで生産していたカワサキ「バリオスII(GSX250FX)」とホンダ「ホーネット250」が最後だという。

 もう一台のウルトラスーパースポーツも常軌を逸している。「Z H2」は、なんとスーパーチャージャー付きエンジンだというから開いた口が塞がらない。排気量は998cc。最大出力は231ps。最高速度は400km/hに達すると噂されている。もう、脳みそが沸騰してしまいそうである。

 果たして開発担当者は正気なのだろうか。もしくは気でも違ったのではあるまい。

 いや、もちろんのこと、片仮名の「カワサキ」ではなく、重厚長大の厳しい漢字の「川崎重工」は、いわば半沢直樹で言う所の「帝国重工」である。ロケット開発や軍事産業への転用可能な高度な技術を秘めている。ガソリンだけじゃなく、水素だって原子炉だって、動力源となるものはすべて研究済みだ。電気なんぞ、朝飯前のメーカーなのだ。だがしかし、ブランドイメージが片仮名の「カワサキ」になるとヤンチャになるから愛らしい。

 これから僕は、「漢・カワサキ」と呼ぶことにします。

木下隆之

最終更新:11/20(水) 18:30
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