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ブラックフライデー 岡山でも浸透 消費喚起のカンフル剤に

11/20(水) 23:30配信

山陽新聞デジタル

 米国発祥の11月の大型商戦「ブラックフライデー」が、岡山県内でも浸透しつつある。消費税増税で固くなった財布のひもを緩めようと、スーツ専門店やスーパー、百貨店などで規模を広げる動きが目立ち、年末年始商戦並みに力を入れる店もある。今年はネット通販の全国大手も参戦を予定しており、熱が一気に高まりそうだ。

 スーツ専門店のはるやま岡山青江本店(岡山市北区青江)は15日から、約半月のセールを始めた。店内は黒基調のポップが目立ち、1900円までのワイシャツが3枚で3千円になる福袋や、100円の黒い靴下が並ぶ。

 はるやまホールディングス(同幸町)によると、ブラックフライデーは「はるやま」などの2業態で2017年に開始。今年はサイズの大きい服を扱う「フォーエル」でも本格的に行う。年末年始やゴールデンウイークの大型商戦と同様、ダイレクトメールも発送してアピールする。

 消費税率が8%から10%に引き上げられた10月は、既存店の売上高が前年同月比17・2%減と大きくダウンした。同社は「ブラックフライデーの認知度は着実に高まってきている」とし、消費喚起のカンフル剤として期待する。

 16年に国内でいち早くブラックフライデーを導入した流通大手のイオンリテール(千葉市)は、半額商品を1・5倍に拡充し、期間を2日延ばす。岡山、倉敷、津山市の県内4店舗の総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」では22~26日、冬物の寝具や衣料を値引きする。

 今年は年間売り上げが1兆円超のネット通販大手アマゾンジャパン(東京)も22日から、家電、衣料、食料品などで幅広くセールを展開する。自社通販サイトのほか、アマゾンにも出店するパソコン周辺機器製造販売のサンワサプライ(岡山市北区田町)は「相乗効果が狙える」と同日からセールを実施する。

 昨年は食料品だけだった割引商品を衣料雑貨にも広げるのは岡山高島屋(同本町)。29日から3日間の売り出しを予定する。同店は「ブラックフライデーに注目が集まることで、商戦ムードが盛り上がる。普段百貨店を利用しない若者らも呼び込むきっかけにしたい」とする。

 ◆ブラックフライデー 米国で11月の第4木曜日にある「感謝祭」翌日の金曜日で、この日からクリスマス商戦がスタートする。年間で最大の売り上げが見込めるとされ、店が黒字になることから「黒い金曜日」と名付けられた。凸版印刷グループ(東京)の全国調査によると、2019年のブラックフライデーの認知度は75・1%。3年前の調査から約2・5倍に増加した。

最終更新:11/20(水) 23:30
山陽新聞デジタル

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