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トロッコレール復活 90年前廃線の森林鉄道、田村にモニュメント

11/20(水) 13:50配信

福島民友新聞

 福島県田村市都路町の観光名所「行司ケ滝」で15日、約90年前に廃線となった森林鉄道が「復活」した。都路町観光協会が中心となり、モニュメントを設けた。同協会は観光復興に向けたPRに活用したい考え。会長の武田義夫さん(77)は「多くの散策客に来てもらい、地域活性化やにぎわいにつなげたい」と期待する。
 モニュメントの材料は、1931(昭和6)年に廃線となった浪江森林鉄道の支線「行司沢支線」のレール。同支線は阿武隈山系の森林資源を首都圏に供給する役割を果たしていたが、車道化に伴い廃線となった。
 近年、当時のレールが同市都路町の林道で、道路標識の支柱に使われていることを知った武田さん。「もっと有効活用できないか」。今年7月に震災から約8年4カ月ぶりにリニューアルオープンした行司ケ滝の遊歩道入り口にモニュメントを新設することで、観光誘客につなげようと考えた。
 15日には、同協会や福島森林管理署の関係者がレールを枕木に固定する作業に取り組み、モニュメントを完成させた。全長約30メートルで、当時の森林鉄道を再現している。武田さんは「先人の仕事を後世に伝えていきたい」と話している。

最終更新:11/20(水) 13:50
福島民友新聞

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