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韓国の糖尿病入院率、OECD国家で2番目に高い

11/20(水) 17:27配信

ハンギョレ新聞

福祉部、OECD「図表で見る医療2019」分析 人口10万人当たり245人入院…メキシコに次ぎ2位  薬5種以上を慢性的に服用している75歳以上は68% 1日あたり薬剤処方人口1千人当たり26.5人が抗生物質服用

 2017年に韓国で糖尿病により入院した患者は10万人当たり245人と、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうちメキシコに次ぎ2番目に多いことがわかった。糖尿病のような慢性疾患は、地元の医院などの「一次医療」で持続的に管理すれば入院を減らすことができるため、こうした病気での入院率が高いということは、韓国の保健医療体系において慢性疾患の予防・管理が弱いことを意味する。

 保健福祉部は17日、最近OECDが発表した「図表で見る医療2019(Health at a Glance)」を分析して発表した。その結果、韓国の慢性疾患による入院率は他のOECD加盟国に比べて高いことが分かった。ぜんそくと糖尿病の入院率は、それぞれ15歳以上の人口10万人当たり81人と245.2人で、加盟国平均の41.9人と129人より2倍ほど高かった。特に糖尿病入院率は比較可能な33のOECD加盟国中、メキシコ(249人)に次いで2位だった。糖尿病の入院率が最も低い国は人口10万人当たり42人のアイスランドだった。

 2008年以降減少傾向にはあるが、慢性疾患入院率が依然として高いことについて、福祉部傘下の健康保険審査評価院のキム・ギョンフン審査評価研究部長は「一次医療で慢性疾患の管理が不十分だったり、保健医療体系が民間病院中心なので簡単に入院させてしまったりする構造などが作用したものとみられる」と説明した。

 国内の高齢者の多くはたくさんの薬を慢性的に服用していた。75歳以上の患者のうち、5種以上の薬を90日以上にわたって同時に服用する比率(多剤併用処方率)は68.1%で、関連資料を提出したOECD7カ国(平均48.3%)の中で最も高かった。高血圧や糖尿病などの慢性疾患を複合的に患っている高齢者が増え、こうした結果が出たとみられる。様々な種類の薬を同時に飲む場合、薬物間の相互副作用、処方ミスなどにより、かえって健康を害する問題が起こりうるため、管理策が必要だ。

 2017年現在、韓国は依然として抗生物質を多く使う国だ。抗生物質は病気の原因である細菌を殺すが、誤用・乱用した場合は生き残った耐性菌が増殖し、さらに大きな健康被害を誘発しうる。2017年に韓国の医療機関(上級総合病院を除く)の処方で抗生物質を飲んだ外来患者は1日に人口1千人当たり26.5人で、OECD31カ国平均の18.3人より多かった。初めに使った抗生物質が効果がないときに使用すべき「広域抗生物質」セファロスポリンおよびキノロン系が抗生物質処方量全体に占める割合は34.5%で、OECD31カ国中で最も高かった。広域抗生物質を使いすぎた場合、抗生物質耐性問題はさらに深刻化する恐れがある。

 一方、2010~2014年の韓国の大腸がん、直腸がん、胃がんの5年純生存率はそれぞれ71.8%、71.1%、68.9%で、OECD32カ国中で最も高かった。がん5年純生存率とは、他の疾患がないがん患者全体のうち、がんの診断を受けてから5年後に生存している人の割合のことだ。
パク・ヒョンジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:11/20(水) 17:27
ハンギョレ新聞

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