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トヨタ新型「ヤリス」はなぜ走りに特化? コンパクトカーの概念を打ち破る実力とは

11/20(水) 18:10配信

くるまのニュース

新型ヤリスは「走り」重視?

 トヨタの新型コンパクトカー「ヤリス」は、2019年10月16日に世界初公開されました。日本での正式発表は同年12月とし、発売日は2020年2月です。

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 そんな新型ヤリスは、従来のコンパクトカーよりも走行性能の重きを置いたモデルだといいます。なかでも、トヨタ車の多くに見られる「エアロスタビライジングフィン」がさまざまな部分に採用されていますが、なぜヤリスはコンパクトカーながら走行性能を重視したのでしょうか。

 トヨタ車の多くには、エアロスタビライジングフィンといわれる小さな突起物を採用しています。エアロスタビライジングフィンは、ボディ側面に小さな空気の渦を作り出すことで、車体を左右から押さえつけ、空気抵抗の低減と操縦安定性の向上をもたらす効果を持っています。

 同社のスポーツモデル「86」の開発時に考案され、その後は「カムリ」や「アクア」、「カローラ」など、さまざまなトヨタ車のテールランプ側面やドアミラーとボディの間などに採用されています。

 今回、新たに開発された新型ヤリスのドアミラー部分やテールランプ側面にも採用されていますが、16インチのホイール(切削光輝+ブラック)の内側にも同様のフィンが付いていることがわかりました。

 なぜホイールまでにエアロライジングフィンが採用されたのかについて担当者は次のように話します。

「このフィンも空力パーツですといいたいところですが、ホイールについているフィン状のものはデザインです。しかし、ヤリスは従来のコンパクトカーよりも『ひとつ上のクラスの走り』を意識して開発されています。

 もちろん攻めた走りに関してだけではなく、乗り降りから走り出し、高速走行時まであらゆる面で『すっと乗っていたくなる』ような仕上がりを目指しました」

 実際に「走り出し」や「高速走行時」の部分では細かなペダル操作に反応するように、アクセル回動やハイブリッドの出力調整、CVT/MTのギア比調整などさまざまな部分に手を加えています。

 さらに、サスペンション類の大幅改良やステアリングの自然な操作感(EPS制御)、高精度なブレーキ制御(ACA)など、常識のコンパクトカーの域を超えた力の入れようです。

 トヨタの豊田章男社長は、新型ヤリスを試乗した感想として、次のように話します。

「乗った瞬間に、ひとクラスもふたクラス上になって、(日本名ヴィッツから)ヤリスという名前で登場した感があるし、もうちょっと乗っていたいなと思わせるクルマだね。

 かつていっていたように、小型車・中型車・大型車というヒエラルキーを壊したいというためにヤリスという名前に変えた。

 また、昔のヤリスは家族で持つ場合セカンドカーだったけど、新型ヤリスはファーストカーとして持てるクルマになったと思う可能性を感じました」
  
※ ※ ※

 新型ヤリスが走行性能に力を入れた理由には、「従来のコンパクトカーの概念を壊す」可能性を持たせるためだったといえます。

くるまのニュース編集部

最終更新:11/21(木) 20:10
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