ここから本文です

山代の廃旅館解体 加賀市、来春着手 予算案に4億6千万円

11/20(水) 0:58配信

北國新聞社

 加賀市は来春、所有者不在で放置され、老朽化が問題となっている山代温泉の廃旅館「松籟荘(しょうらいそう)」の解体工事に着手する。建物は湯の街を福井方面から訪れる際の玄関口に立地しており、周辺への安全確保と景観向上につなげる。跡地は公園と民間活力による活性化施設の整備を予定する。22日に発表する今年度12月補正予算案に解体費用約4億6千万円を盛り込む。

 松籟荘は2010年2月に事業停止し、破産手続きを経たが、建物は買い手が付かなかった。管理されずに放置されているため、外壁の一部や設備機材などの落下が相次いでいる。今のところ人的被害はないものの、見た目にもイメージが悪く、解体を求める声が上がっていた。

 建物はツインタワー状の2棟とそれをつなぐ施設で構成される。1969(昭和44)年に鉄筋コンクリート造の5階建てが造られた後、増改築を繰り返し、83年に鉄筋コンクリート・鉄骨造の11階建てが建築された。全体の敷地面積は3214平方メートル、延べ床面積は約1万5千平方メートルとなっている。

 市は今後、清算人を立てた上で、土地と建物を数百万円で取得し、解体する。来年1~2月に入札を行い、3月に工事に着手する。隣接する3階建ての空き店舗も取得して取り壊す。

 建物の規模が大きいことに加え、一部に使われているアスベスト(石綿)の処理に手間が掛かるとみられ、環境政策課の担当者は「解体完了までは1年ぐらい掛かるのではないか」としている。

北國新聞社

最終更新:11/20(水) 0:58
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事