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新幹線長崎ルート巡り佐賀知事、アセス予算化「環境にない」

11/20(水) 10:00配信

佐賀新聞

 九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)を巡り、佐賀県の山口祥義知事は19日の定例会見で、フル規格での整備に向けた環境影響評価(アセスメント)関連費用の新年度政府予算への計上について「全く環境にない」とけん制した。

 国土交通省は2020年度予算の概算要求で、アセス関連費用の計上を見送った。鉄道局は与党のプロジェクトチーム(PT)がフル規格での整備方針を示したのに絡み、「概算要求の見送りはPTに了承してもらったが、12月の予算編成での計上を見送っていいとまで容認されたわけではない」とする一方、予算化には「佐賀県の合意が必要」との見方も示している。

 山口知事はアセスの予算化について「国が考えることだが、県内(で実施する事業)のアセスを県の合意なく勝手にやるというのは信じられないことだ」とくぎを刺した。

 与党PTが国交省に対して佐賀、長崎両県とJR九州で整備方式を協議するように求めている4者協議に関し、山口知事はこれまで「ゼロベース」での議論を求めてきたが、定例会見では「フル1択ではなく、5択で」と表現を変えた。過去に合意したスーパー特急とフリーゲージトレイン(軌間可変電車)に、暫定開業で採用するリレー(対面乗り換え)方式、それにフル規格とミニ新幹線を加えたもので「時間をかけて議論しようと言っていて、席につかないと言った覚えはない」と述べた。

 国交省の関係者が講演で「フル規格かミニ新幹線かの議論をゼロベースで」と発言したことを受け、県は「ゼロベース」の定義を明確にする狙いがあるとみられる。

最終更新:11/20(水) 10:00
佐賀新聞

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