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ロスの空港で犬の糞を片付けない飼い主に鉄槌を下したが…是非をめぐってSNSで論争

11/20(水) 15:25配信

まいどなニュース

 公共の場で、犬の飼い主が糞の始末をしなかったとき、どのようなリアクションを取るのが適切なのだろうか。

 カナダのコメディアン、スティーブ・ホフシュテッターが、ロサンゼルスの空港から東京行きの飛行機に乗ろうとした時のことだ。

 空港内で飼い主に連れられた犬が糞をしているのを目撃した。飼い主の女性はスマートフォンで会話をしていたこともあり、犬の排泄を全く気にかけていない様子だったという。ホフシュテッターではない、別の男性が丁寧な口調で「あの、犬が…」と声をかけた。すると、飼い主は「空港には掃除をする人がいるでしょ!」と答えたそうだ。

 その飼い主が「現場」から立ち去ろうとしたタイミングで、別の女性が飼い主に「掃除を忘れているのではないですか」と忠告。しかし、飼い主は再び「空港には掃除をする人がいます」と返事をしたという。

 飼い主の女性は、その後もスマートフォンでの会話に熱中。会話が終わると、今度は大音量で音楽を聴き始めた。ヘッドホンなしだったという。吠えている犬をなだめることもなく、周囲の迷惑をかえりみることのない態度に、搭乗口付近にいた多くの人が辟易としていると、ホフシュテッターは感じた。

 そこで、ホフシュテッターは、いじわるをすることにした。東京行きの搭乗口の付近にいた犬の飼い主に話しかけた。「あなたもロンドンへ行くのですか?」。すると、女性は「東京へ行く」と言う。ホフシュテッターは「東京行きは53Cゲートに変更になりましたよ」とウソをついてニセ情報を提供。飼い主の女性はスマートフォンに夢中で周囲に全く注意を払っていなかったので、簡単に騙されてしまい、慌てて53Cを目指して歩き始めたそうだ。

 ホフシュテッターは、その女性が飛行機の出発時間までにウソに気が付いて、戻ってくるだろうと思っていたが、搭乗時間になってもその女性の姿が見えなかったという。懲らしめるためのウソだったが、罪悪感を感じたと自らのフェイスブックに綴った。

 ニセの搭乗口を教えるという私的な罰は、ダメなのか、許される範囲なのか。ホフシュテッターのフェイスブックのコメントスペースでは議論が起こった。

 否定的な意見は次のようなものだ。
「あなたも、その飼い主の女性と自分とを同じレベルに落とす行動をしたのではないか」
「誰かの葬儀に出席するためのフライトだったかもしれない。どういう理由で飛行機に乗ろうとしていたかは分からないのに」
「後ろをつけて、どこかで本当のことを言ってあげるべきだったのでは」

 ホフシュテッターのフェイスブックの書き込みというものもあり、賛同するものも多かった。
 「やり過ぎではないと思う」
 「よい仕事をした。罪悪感を感じる必要はない」
 この他には犬の立場になって「長時間のフライトは、犬にとってつらいはず」というものや「犬を連れて国際線に乗れるのだろうか」などというものもあった。

 飛行機の行先が東京だったことから、こんな意見もあった。
 「東京は礼儀正しい人が多いので、そのような無礼な人は歓迎されないはず」

 犬の飼い主がマナーを守らず、迷惑行為をしたのは明らか。だが、私的な懲らしめとしてウソの搭乗口を教えることは、やり過ぎだろう。「空港のセキュリティに伝えるべき」という書き込みもあった。これが正解の対応だったのではないか。

(まいどなニュース特約・谷口 輝世子)

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最終更新:11/20(水) 22:35
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