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NASAの火星探査機の次の着陸場所はココ。生命の痕跡がある可能性も

11/21(木) 22:30配信

ギズモード・ジャパン

こんどこそ火星に生命の痕跡が見つかるかも?

遠い昔、火星にもし原始的な生命が存在していたとしたら、それらが化石となって残っていてもおかしくない場所が見つかったそうです。その場所とはジェゼロクレーター。NASAが2020年に新たにローンチを予定している火星探査ローバー(名称は未定)の着陸予定地です。

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火星人説

火星には19世紀からずっと「なにか(だれか)が住んでいるんじゃないか」と言われてきました。地球と大きさがさほど変わらず、太陽からの距離もほぼほぼ近い火星には、自然と親近感が湧くからでしょうか。

実際なにかが住んでいるかどうかを確かめるために、最初に火星まで飛んでいったのはアメリカのマリナー4号(1965年)。その後、旧ソビエト連邦のマルス3号(1971年)が初めて火星の表面に着陸したのを皮切りに、アメリカも負けじとバイキング1号・2号(1976年)を火星に着陸させ、火星探査時代の幕開けとなりました。

これまでに20機以上の探査機が火星に降り立っていますが、今のところ生命の痕跡は見つかっていません。でも、それと同時に、遠い昔の火星は今とはまったく違った姿で、地球のような湿潤な環境が整っていたことが徐々にわかってきています。

かつては水の惑星だった

歴代の探査ローバーや、火星のまわりを周回している探査機から得た情報を集めるにつれ、火星は大昔、少なくとも35億年前ぐらいまでは、地球のように液体の水を湛えた惑星だったことがわかっています。

その頃の火星にはまだ大気があり、磁場もあり、生命が誕生するのにふさわしい条件が整っていたとも考えられています。ひょっとしたら、火星で最初に原始の生命が誕生し、隕石に乗って地球に飛来してきたのかも…?と考える人さえ出てきたほど、火星で生命が誕生していたとしてもおかしくなかったのです。

命のゆりかご

もし数十億年前の火星に微生物などの生命が存在していたのならば、その痕跡が残っている可能性が高いのがジェゼロクレーター。

直径約49メートルのジェゼロクレーターは、数十億年前は湖だったと考えられています。たしかに、上の画像で見るかぎり、北西には蛇行する深い谷の痕跡がはっきりと見て取れ、ここからクレーター内に水が流れていたことがわかりますし、その先には扇形の三角州も広がっています。

NASAは入念に検討した結果、最新の火星探査ローバーをジェゼロクレーターに送り込むことに決めました。もともと湖だったから、ジェゼロクレーターの底にはいまでも粘土鉱物が豊富にあるだろうし、堆積物の層を調べることにより古代に存在していた原始生命体の痕跡を探せるかもしれないと考えたわけです。

そして最近になって、さらにジェゼロクレーターに生命の痕跡が残っている確率をグッと上げる発見がふたつもありました。

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最終更新:11/22(金) 12:01
ギズモード・ジャパン

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