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人工林を間伐し天然林に 和歌山県が取り組み

11/21(木) 16:40配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市龍神村龍神の護摩壇山森林公園内で、県がブナやミズナラなどの広葉樹を育てている。2017年度からは、紀の国森づくり基金を活用した「ごまさんブナ林再生プロジェクト事業」として、公園内のスギやヒノキの人工林を天然林にする取り組みを進めている。

 県森林整備課によると、護摩壇山南側の山腹に広がる同森林公園は約330ヘクタール。そのうち約7割がブナやミズナラを中心とした天然広葉樹林、残りがスギやヒノキの人工林という。

 プロジェクトには21年度までの予定で取り組んでおり、これまでに間伐や広葉樹の植樹、シカの食害から幼樹を守るネットの設置などをしてきた。

 地元の小学生が森林体験学習に参加して、樹名板を作って設置したり森林インストラクターから森林の環境や現状を学んだりもしている。

 18年度からは、約20ヘクタールのスギやヒノキの人工林内で、間伐をした所に広葉樹がうまく育つかどうかの実証事業に取り組んでいる。天然林に戻すことで、多様な動植物が育つ環境をつくるのが狙いという。

 間伐方法は、一般的な間伐の他に、斜面を縦に帯状に伐採する列状間伐(約2・4ヘクタール)や、スポット的に伐採する群状間伐(約0・6ヘクタール)で試している。伐採跡には広葉樹は植えず、種が風や動物により運ばれて自然に生えてくるのをみるという。

 同課によると、間伐の種類ごとに光の当たり方が異なるので、針葉樹林と広葉樹が混交した森林となるのにどの間伐が適しているのか調べていく。

紀伊民報

最終更新:11/21(木) 16:40
紀伊民報

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