ここから本文です

東京にも「個人コンビニ」がまだあった!生き残りの秘訣はお弁当!?

2019/11/21(木) 13:09配信

メシ通

────やっぱり立地は重要ですか?

井口:うん。ここは駅から歩くけれども、やっぱりコンビニは駅前のほうが稼げるんだ。大手が駅チカよりもっと近い駅ナカだとか、どんどん土地代やテナント料が高いところへ行くのも、そういうふうにしないと売り上げが伸びないから。

──競争相手が多いのは大変ですね……!

井口:競争といえば、吉祥寺には成蹊大学があるんだけど、大学のある通りには昔コンビニが4軒ぐらいあったんだよ。いまはもう近くに1、2軒しかなくなったね。

──なぜ?

井口:キャンパス内にファミリーマートができちゃったから。

──そこにお客さんを取られて……!

井口:いいところに出店しても、もっといいところに出店されるからね。このまわりも、ほぼセブンイレブンだから。こっちに行けばセブンイレブン、あっちにセブンイレブン、こっちにもセブンイレブン……さらにこっちにはローソンとかもあって、そしてこっちをずーっと奥に行けばまたセブンイレブン。

──やっぱりセブンは強いんですよね……! セブンイレブンはなぜ強いんですか?

井口:宣伝もしているし、商品も研究して出しているからね。セブンイレブンのおにぎりはおいしいよ。そばもおいしいし、他にもうまいものがあるね。商品開発っていちばん大切なんだよ。
ちなみに大手のコンビニだってね、売れ線のサンドイッチやおにぎり、お弁当が売れなかったらつぶれちゃうんだよ。

──そうなんですか?

井口:まちがいなくつぶれる。売り上げが一定以上達しなければ、本部につぶされちゃうから。それで違うところに行かされる。

──有無を言わせず転勤……。

個人コンビニだから、できること

井口:そう考えると、個人経営だからいいこともある。料理を自前で作れば利益率もいいし、お弁当が足りなくなったらすぐ作れて、食材のロスもあまりないから。

──目の前で状況を見て臨機応変に動けますからね。

井口:あとはね、ほかに売っていないものを売っているの、ウチは。デパートでも売っていないようなもの。
付加価値のあるものは、定価でも売れるから、ちょっとマニアックな自慢の商品を置いているんだよ。ほかのコンビニではまず置かないと思う。

──大手チェーンでは見たことないですね。

井口:あと、休みが取れるのも個人店のいいところだね。ただ、ウチは金曜日が定休日だけど、年間で350日くらいは働いているかな。

3/5ページ

最終更新:2019/11/22(金) 11:18
メシ通

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事