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東京にも「個人コンビニ」がまだあった!生き残りの秘訣はお弁当!?

2019/11/21(木) 13:09配信

メシ通

──ええ……休みの日は何の仕事が?

井口:お弁当の配達がある。お店は休みだけれども朝6時ごろに起きて、市場へ行って、食材を買い出しに行かなくちゃ。

──働くなぁ。

武器はお弁当! おいしさと配送で評判に

井口:配達するお弁当は基本日替わりで4種類用意していて、お客さんから電話が入ったら作り始めて、午前中には持っていくの。

──基本的にワンコイン(500円)なのはいいですね。

井口:ごはんも白いごはんと味付けごはんを選べるし。

──へえ、うれしい。

井口:春はタケノコごはん。三鷹にある母の実家のタケノコを使うの。秋になるとマツタケごはんもやるよ。

──地産地消ですね。マツタケごはんもワンコインなのはすごい。

井口:マツタケ、薄いけどね(笑)。ほかに夏だとあさりごはん、秋になると山菜ごはんやおこわも用意する。

──このお店が生き残った理由は、何が大きいと思いますか?

井口:やっぱりこのお弁当や、オードブルの配達だと思う。だって朝6時におにぎりセット100個を持っていくのは大変だよ?

──そこまでやれるところは、あまりないですね。

井口:ないでしょ? おにぎりだけじゃなくおかずまで入れるから。「300円でかんたんなオリジナルのお弁当を作ってくれ」って言われれば作るし。おにぎり2つにからあげ、ポテトと、なんかもう一品を入れてね。
遠いところだと、剣道の全国大会で九段下の日本武道館にも行くし。高速代だけで4,000円はかかるけれども、断ったらもうオーダーは来ないから。だから無理しても作って持って行く。

──泥臭くやってますね。

井口:ちなみに大口の注文も入るよ。百何十人来るような大きめのイベントだと、ほかでは30万円ぐらいでやっているようなことも、ウチなら20万円ぐらいで大丈夫だからね。

──安く上がりますね。

井口:その代わり、片付けだけは一緒にやってくれってお願いする。ゴミはこちらが全部持っていくから。ふつうはセッティングや片付け専門のスタッフを手配するケースが多いけど、ウチは全部自前で済ませるから安くなるんだ。
ちなみに、コンビニ弁当の原価なんてだいたい見ればわかるよ。大手のお弁当は中間業者の取り分なんかもあるし、ふつう原価が3割ぐらいだけど、ウチの原価は5割以上。

──ホントですか? すごい……。

井口:おいしいっていう評判こそが、いちばんの宣伝になるからね。

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最終更新:2019/11/22(金) 11:18
メシ通

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