阪神の伊藤隼太外野手(30)は21日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円ダウンの1800万円(金額は推定)で来季の契約を結んだ。
「限度いっぱいいっぱいぐらいのダウンです」
プロ8年目の今年、初めて1軍出場なし。金本知憲監督時代には代打などで起用されたが、矢野燿大監督に代わってからまだ出番がない。
ファームでは83試合に出場して打率2割1分8厘、1本塁打、23打点。アピール不足の数字が並んだことからも、今年は一度もチャンスを得ることができなかった。「今年を振り返っても、反省のしようがないぐらいのシーズンだった」とふがいなさを味わった。
中京大中京高ー慶大と進み、ドラフト1位入団から来季は9年目。背水とも言えるシーズンになろう。「契約してもらった身なので真摯(しんし)に受け止めて、来シーズンは巻き返す、という話をしました」と悲壮な覚悟だ。
最終更新:11/21(木) 12:51
中日スポーツ
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