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古ビル再生へ「調査室」 金沢の不動産・建築専門家

11/21(木) 1:23配信

北國新聞社

 金沢市内の不動産や建築の専門家が、金沢の景観を形づくる近現代ビル建築の再生法を探る取り組みをスタートさせる。「古ビル調査室」と名付け、市内中心部に残る昭和30~40年代築のビルなどを対象とし、専門家が建物の調査を行い、所有者に助言する。活用の方法が見つからず放置され、空きビル化する事例を減らし、価値のある建物を生かす。

 古ビル調査室は、中古ビルの再生などで実績のある設計・不動産のE.N.N.が中心となって取り組む。

 市内では、金澤町家など歴史的建造物が注目される一方で、東京五輪や高度経済成長を背景に建設された昭和の古ビルが「空きビル化」したり、放置されたりする例が目立ってきている。とりわけ、片町や石引エリアを中心に、高度経済成長期に建設された老朽ビルが多く残る。

 商店街のビル群では、上階に高齢オーナーが住んだまま、低層階が空き店舗化する事例も多く、活用が進まない状況にある。

 まとまった土地が確保できる場合は、古ビルをホテルなどに再開発することも可能だが、単体では解体に多額の費用もかかる。利用価値がありながら、手つかずで眠っているビルの再生につなげようと、調査と活用の助言を行う取り組みを始めることにした。

 23日は長町2丁目の再生ビル「TANNAKA68」で初の説明会(北國新聞社後援)を開く。個別相談会やビルの見学も行う。建築家の小津誠一代表は「近代の金沢の歴史を刻んだ建物の活用を考える機会にしてほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:11/21(木) 1:23
北國新聞社

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