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新体制ECBの金利の方向、投資家は霧の中-ラガルド氏はまだ語らず

11/21(木) 13:18配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が就任して3週間になるが、同氏はまだ金融政策について語っていない。将来の金利の方向を知りたいECBウオッチャーは、今週の総裁の講演を期待している。

総裁の沈黙の中でこれまでに、マイナス金利と量的緩和(QE)の影響を懸念する声が政治家や金融業界および一部のECB当局者から発せられてきた。

ユーロ圏の短期金融市場のトレーダーらは追加の金融緩和への期待を後退させており、来年10月までにさらに10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げがある可能性は、ラガルド氏が就任した時点の60%前後から現在は40%に低下している。これは主に貿易摩擦緩和の影響だが、経済見通しが再び悪化した場合のECBの対応を投資家は知りたいと考えている。

ノルデアのチーフストラテジスト、ヤン・フォンヘリッヒ氏は、「舞台裏で何が起こっているのか、私たちは実際に分からない」と話す。同氏は最近、追加緩和時期の予想を12月から来年3月に先送りした。 「ラガルド総裁はまだ金融政策についての見解と戦略的計画を明確にしていない。ECBの将来の道筋に影響を与えようとするのは今だ」と語った。

ラガルド氏は22日にフランクフルトでの銀行会議で講演する。この時に金融政策について語らなければ次の機会は、12月12日の政策決定後の記者会見となる。

原題: Lagarde Silence on Policy Strands ECB Watchers in Rate Fog (2)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Piotr Skolimowski

最終更新:11/21(木) 13:18
Bloomberg

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