ここから本文です

【巨人】“サメ男”ヘラルド・パーラと合意 世界一男で日本一奪回

11/21(木) 6:00配信

スポーツ報知

 巨人は20日、米大リーグ・ナショナルズからFAとなっていたヘラルド・パーラ外野手(32)と来季契約に合意したと発表した。年俸150万ドル(約1億6000万円=推定)の単年契約でオプションは球団側が持つ。背番号は「88」が有力だ。今季はナ軍の世界一に貢献し、メジャー通算1312安打、88本塁打の強打に、2度のゴールドグラブ賞を獲得した堅守も備える。4番・岡本を支える5番候補で、登場曲に合わせた「シャーク・ダンス」で球場中を熱狂させられるスーパースターが、日本一奪回をかなえる。

 原巨人が今オフ補強第一弾として、現役メジャーリーガーの獲得に成功した。球団はこの日、パーラと来季契約について合意したと発表。球団を通じて「レベルの高い日本プロ野球でプレーすることは、自分の能力を高める機会と捉えています。これまでの経験と知識の全てを巨人軍にささげるつもりです」とコメント。実績を鼻にかけることなく、真摯(しんし)な言葉を並べた人柄にも、スター性を感じさせる。

 パーラは今季、ジャイアンツでマイナー契約からメジャー復帰を果たしてナショナルズとの2球団で計119試合に出場。打率2割3分4厘、9本塁打、48打点をマークし、ナ軍では球団初のワールドシリーズ制覇に貢献した。守っても外野手として11年、13年にゴールドグラブ賞を獲得する堅守で、一塁の守備もこなす。メジャー通算2割7分6厘、88本塁打と確実性にパンチ力を備える。

 背番号は愛着のある8が並び、今季ナ軍でも背負った「88」が有力だ。10年のメジャー2年目から「18」や「8」、「28」などをつけ、下1ケタ「8」にこだわってきた。当初は後藤野手総合コーチがつけることが発表されていたが、原監督が後藤コーチに変更を頼み、17日に空き番号とされていた。

 チーム編成上、左の強打者が獲得できた意味は大きい。原監督は「4番を生かすも殺すも5番」と、岡本の次打者を重要視してきた。その“大役”を任せうる本物だ。今季、ナ軍加入後の7月に代打で4打席連続打点をたたき出す勝負強さを誇り、得点圏打率も満塁弾2発を含む3割2分3厘と高い。昨年はマイコラスに4打数4安打、牧田からもアーチを放つなど“日本式”の攻めに強く、大塚副代表編成担当も「向こう(メジャー)の大砲だと三振も多い打者が多いからね。でも、(パーラは)縦の変化球にも合うような感じはするし、20発くらいいけると思う」と期待する。

 その勝負強さを増幅させるのも、自らの人気だ。打席に向かう前の登場曲に「ベイビー・シャーク」を使用。ファンはリズムに合わせ、付き出した両手を小刻みに上下させて叩く「シャーク・ダンス」で出迎えた。異様な盛り上がりの中、相手投手を打って、さらなる熱狂を呼ぶ。そのチームと球場の一体感が、ナ軍の快進撃の要因となった。

 東京Dでもパーラが打席に向かうたび、ムードが高まることは必至。さまざまなイベントやグッズ展開も見込め、営業面での期待も高い。「ファンのため、チームのために常にエネルギッシュなプレーを心がけ、チームの勝利に貢献します」と結んだ助っ人砲。来季は巨人のサメが、他球団を脅かす。(西村 茂展)

 ◆ヘラルド・パーラ(Gerardo Parra)1987年5月6日、ベネズエラ生まれ。32歳。04年にDバックスと契約してプロ入り。09、13年にはWBCでベネズエラ代表入り。09年5月にメジャーデビューした。11、13年に外野でゴールドグラブ賞受賞。ブルワーズ、オリオールズ、ロッキーズ、ジャイアンツを経て、今季途中にナショナルズ入り。180センチ、95キロ。左投左打。

報知新聞社

最終更新:11/21(木) 6:00
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

あわせて読みたい