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「チャンネルはそのまま!」ドラマ成功の理由 「水どう」藤村・嬉野ディレクターが求めた「テレビの魅力」

11/22(金) 7:00配信

withnews

11月、北海道テレビ(HTB)が手がけたテレビドラマ「チャンネルはそのまま!」が、「2019年日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリ」を獲得しました。ドラマには、同じHTBの人気番組「水曜どうでしょう」(水どう)の出演者をはじめ、おなじみのディレクター陣も参加しています。「東京の周縁に地方がある」という刷り込みに異を唱える嬉野雅道さん。一方の藤村忠寿さんは「地方局が作るドラマという意味合いを払拭(ふっしょく)したかった」と語ります。ディレクター二人の言葉から、「チャンネルはそのまま!」や「水どう」が成功した理由、そこから見えるテレビの価値について考えます。(withnews編集部・奥山晶二郎)

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HTBがモデルの原作

筆者は、今年6月に渋谷ヒカリエであったイベントで、藤村さんと嬉野さんに「チャンネルはそのまま!」への思いを尋ねました。佐々木倫子さん原作のドラマの舞台は、HTBがモデルになった北海道の地方局です。芳根京子さん演じる雪丸花子という「ちょっと浮いた」存在の新入社員が、同期や上司、ライバル局まで巻き込んで、仕事や人生の大切なものを気づかせていきます。

ドラマでは、東京と地方の上下関係にも見える微妙な雰囲気も描かれています。その時、登場人物の一人が意を決して異を唱えます。嬉野さんはイベントで「お金も人も集まる中央があって、その周縁にローカルの役割があると思っているが、その時点で、すでに巻き込まれている」と問題提起をしました。

藤村さんは、「地方局が作るドラマという意味合いを払拭(ふっしょく)したかった」と振り返りました。

「キー局よりもいいものを作るという感度でやった。作る場は札幌であっても目指すところは全国。ただし、キャスティングはしがらみのない地方局の立場をいかして自由に選んだ。(主人公を演じた)芳根さんが今、人気があるから起用したのではなく、芳根さんしか演じられない役だからお願いした。そういうことができるのが地方局のよさ」

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最終更新:11/22(金) 9:49
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