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退職するなら65歳よりも、64歳と11ヶ月のほうがお得? いったいどういうこと?

11/22(金) 8:10配信

ファイナンシャルフィールド

高年齢者雇用安定法改正により、企業は希望者全員を65歳まで雇用することが義務付けられました。これは、年金支給開始年齢の65歳までの段階的引き上げにより、年金や賃金のいずれもない「収入空白期間」を生じないようにするための措置です。

しかし、年金支給開始年齢の65歳で退職する場合、退職日によってはお得になる場合があります。

65歳以降退職で失業保険の給付が変わる

雇用保険に加入していた人が、65歳になる前に退職すると、失業保険(基本手当)の給付を受けられる場合があります。一方、65歳以降に退職した場合は、異なる失業保険(高年齢求職者給付金)の給付になります。

そして、基本手当と高年齢求職者給付金は、給付の内容に違いがあります。基本手当は、失業中の生活保障として再就職するのを支援するために支給されるものです。

雇用保険をかけていた期間により、基本手当の支給が90日分(被保険者期間10年未満)、120日分(被保険者期間1年以上20年未満)、150日分(被保険者期間20年以上)と変わります。

一方で、高年齢求職者給付金は、雇用保険をかけていた期間により、30日分の一時金(被保険者期間1年未満)か50日分の一時金(被保険者期間1年以上)となります。

このように、基本手当と高年齢求職者給付金では、受け取れる金額に大きな違いがありますので、65歳前後で退職時期に悩まれている場合、失業保険の受給額のことのみを考えるなら、65歳に到達する前に退職し基本手当を受給したほうがお得ということになります。

失業保険と特別支給の老齢厚生年金

65歳になる前に失業保険(基本手当)を支給される人は、特別支給の老齢厚生年金(65歳前に支給される厚生年金)との併給はされません。特別支給の老齢厚生年金を受給している人が失業して基本手当を受けようとするときは、求職の申し込みをした月の翌月から特別支給の老齢厚生年金の支給が停止されます。

この場合、特別支給の老齢厚生年金と失業保険のいずれか高いほうを選択することができます。

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最終更新:11/22(金) 8:10
ファイナンシャルフィールド

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