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「弘道館」の商標無効求める 佐賀県、特許庁に審判請求へ

11/22(金) 11:30配信

佐賀新聞

 佐賀県は、大隈重信らが学んだ佐賀藩の藩校「弘道館」の名称を商標登録した女性から500万円の損害賠償請求訴訟を起こされ、それを受けて特許庁に商標登録の無効を求める方針を21日明らかにした。28日開会の定例県議会に関連議案を提出、可決され次第、審判を請求するとしている。

 県まなび課や訴状によると、訴訟を起こした女性はさいたま市在住(当時)で、弘道館を設立した佐賀藩の鍋島家と関係があり、2013年10月に弘道館を商標登録した。女性は、佐賀県が17年度から実施している講座「弘道館2」や、18年3月から今年1月まで開かれた肥前さが幕末維新博覧会の施設「リアル弘道館」について、商標権を侵害しているとして、18年11月9日付で東京地裁に提訴。係争中となっている。

 県は今年8月末、登録された商標が3年以上使用されていない事実を争う「不使用に関する取り消し審判」を特許庁に請求、現在は審理を待っている段階だという。県まなび課は「弘道館は県、県民の非常に大切な財産。これまでも大切にしてきたし、今後も継承していきたいという思いを持っている」と主張する。

 女性の代理人の荒井俊行弁護士(東京都)は「係争中なのでコメントは差し控える」とした。

最終更新:11/22(金) 11:30
佐賀新聞

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