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地球の半分を人間のいない土地として保護する「ハーフ・アース」計画が必要な理由

2019/11/23(土) 19:00配信

ギズモード・ジャパン

非現実的な気がしますが、そうでもしないと地球は救えない...?

人類は地球を瀬戸際に追い込み、100万種以上の生物が絶滅の危機にさらされています。自然の崩壊を止めるためのアイデアはたくさんありますが…もっとも大胆で抜本的なものは、地球の半分を保護するというアイデアです。

どういうこと?

それは陸と海を護ることを指しますが、そのために多くの手法があります。しかしそれに必要な一般的な要点は、人間の干渉を受けずに繁殖できるように、全地球の半分の自然を確保することです。それでも先月発表された国連の報告書によると、現在地球の陸地の15%、海洋の7.8%が保護されているとのことです。

大胆な「ハーフ・アース」計画

地球の50%を封鎖するという考えは「ハーフ・アース」として何十年も前から知られているので、そんなに衝撃的なアイディアではありません。

伝説的な生物学者エドワード・オズボーン・ウィルソンの著書や、今年初めに国連の生物多様性条約加盟国が支持を表明したこともあり、ここ数年でこの考えが加熱しているのだそうです。

しかし、新たな論文によりますと、もし地球の半分にこの手法を適用すれば、10億人に大きな影響を与える可能性がある、というのです。影響を受ける人々の大多数は中低所得国で、そこに住む貧困層を困らせない公正な保護の必要性が叫ばれています。

自然を戻せば絶滅種が減る

自然は近年、都市の拡大や森林伐採、そして気候危機やそのた多くの人間活動に直面し、衰退に直面しています。私たちは洪水調節から漁業、生活に至るまで、あらゆるものを自然に依存しているため、この衰退は人間にとって深刻なリスクを伴います。なのでもしそのリスクがなくなれば、私たちの暮らしはそれほど大きく遅れることはないでしょう。

ウィルソンをはじめとする研究者たちは、地球上のほとんどの種に公平さをもたらすと主張することで、「ハーフ・アース」のアイディアに落ち着きました。彼らのモデルによりますと、地球の半分を保護すれば最大85%の種が保護できるのだそうです。一方で地球の90%を伐採なり汚染なりで痛めつけたら、生き残れる種は50%しかありません。

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最終更新:2019/11/23(土) 19:00
ギズモード・ジャパン

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