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12月22日に開通 相馬福島道路 相馬-相馬山上IC

11/23(土) 8:22配信

福島民報

 国土交通省は二十二日、相馬市と福島市を結ぶ東北中央自動車道「相馬福島道路」(延長四五・七キロ)のうち、相馬-相馬山上インターチェンジ(IC)間(六キロ)を十二月二十二日午後二時半に開通すると発表した。同区間の開通で伊達市霊山町の東北中央自動車道から相馬市の常磐自動車道までが結ばれる。整備効果として、広域観光の活性化や物流の円滑化による地域産業の伸展、救急医療活動の拡充などが期待されている。

 国は相馬福島道路を東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興支援道路として、復興・創生期間内の二〇二〇(令和二)年度までの全線開通方針を示している。「二〇一九年内」としていた相馬-相馬山上IC間の開通時期を明確にした。

 開通式典は来月二十二日午前、相馬市山上地区で行う。県、相馬市、国交省東北地方整備局の主催で、テープカット、通り初めなどが予定されている。

 国交省は相馬-相馬山上IC間の開通により、相馬、福島両市間の所要時間は五十六分となり、相馬福島道路の整備前と比べて二十二分短くなると想定している。

 二〇〇九(平成二十一)年から十年間で相馬、南相馬、新地の三市町からの重篤患者の搬送先は福島市の福島医大付属病院が76%(八百八十二件)を占めた。新たな区間の開通で所要時間の短縮や急カーブ、急勾配区間が解消される。救急搬送時の患者への負担軽減が見込まれる。

 県北地方と浜通りが無料区間で接続され、経済界は地域発展の足掛かりになると歓迎する。相馬商工会議所は二〇一七年から東北中央道で結ばれる福島、米沢両商工会議所と連携し、互いの地域の観光情報を発信してきた。相馬商工会議所の草野清貴会頭は「宮城県などを含め、広範囲からの誘客につながる」と連携強化に意欲を示す。

 県北の商工関係者は物流面から相馬港の活用に産業振興の活路を探る。伊達市商工会の渡辺武会長は「製造業にとって輸送コストの軽減が見込まれる」と述べ、保原町商工会の佐藤晃司会長は「新たな企業を呼び込みたい」と抱負を示した。

 高規格道路の相馬福島道路は全区間で通行無料。桑折ジャンクション(JCT)から福島JCTを経由して山形県や秋田県に通行する場合は区間によって、無料や有料が分かれる。

最終更新:11/23(土) 8:32
福島民報

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