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旭川医大教授が不正報酬受領 医師派遣巡り架空名目、1億円超か 刑事告発も視野

11/23(土) 6:01配信

北海道新聞

同じ日時に「自分が待機」行かずに報酬

 【旭川】旭川医大(吉田晃敏学長)は22日、大学のホームページ(HP)で、40代の男性教授が道内の複数の医療機関から不正な報酬を受け取っていたとして、懲戒解雇したと公表した。教授は医師の派遣を望む医療機関に対し、派遣に関わる「確認作業」など架空の名目で報酬を要求し、関係者によると2011年以降、月に計数十万~100万円近くを得ていたという。同大は刑事告発も視野に対応を検討している。

 旭医大はHPに「懲戒処分の公表について」との文書を掲載。だが、医療機関から受け取った報酬額など詳細は明らかにせず、北海道新聞の取材に対し、「大学として取材対応はしない。顧問弁護士に一任している」とした。

 弁護士によると、男性教授は18年9月から今年9月まで、道内の5医療機関から、派遣医師に支払われる報酬額の「確認作業」という架空の名目で報酬を受けたという。

 加えて11年6月~今年10月、救急患者対応ができる常勤医師のいない7医療機関に対し「自分が待機する」として報酬を要求。同じ日時に複数の医療機関から報酬を得ており、実際は対応できない状態だったという。男性教授は15日付で懲戒解雇された。

 関係者によると、報酬を請求された医療機関は道内各地にあった。各医療機関の報酬は月数万円や数十万円などさまざまで、不正に受けたとされる報酬額は8年間で1億円を超える可能性もあるという。

教授「不正の認識ない」

 男性教授は北海道新聞の取材に対し、「報酬は各医療機関との双方の合意で支払われたもので、不正との認識はない」と話しており、同大への不服申し立てについても「検討する」としている。

 今回の処分について、同大はHPで「本学教授がこのような非違行為に及んだことは誠に遺憾であり、関係する皆様に対し、多大なご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。

 同大は昨年5月、「懲戒処分の公表基準」を学長裁定し、処分の公表は原則HPで行うとした上で「社会的影響の大きい事案等重大な事案については、記者会見を行う」と定めていた。今回の処分について顧問弁護士は「重大な事案ではないと判断した」と話した。

北海道新聞

最終更新:11/23(土) 6:01
北海道新聞

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