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意外と日本人だけ知らない 外国人旅行者に人気の都内スポット、いったいどこ?

11/23(土) 8:30配信

アーバン ライフ メトロ

外国人は「東京の自然」を好む

 この数年激増を続ける日本への外国人旅行者。彼らの旅先としてもっとも多い地が東京都で、2018年には1424万人が訪れました。同年の日本全体への外国人旅行者数が3119万人なので、日本にやってきた外国人のおよそふたりにひとりが東京でのひとときを過ごしたことになります(平成30年東京都観光客数等実態調査より)。

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 多くの外国人旅行者にとって、東京の魅力のひとつは「自然」です。

 こう述べると、大半の日本人には信じてもらえないかもしれません。「ビルだらけの東京で自然が魅力とは?」と不思議に思うのもうなずけます。しかし、いくつかのデータがそれを裏付けています。この場合の自然とは、人里離れた大自然ではなく、緑豊かな自然公園のような場所と捉えられます。

 11月上旬の3連休。このことを身をもって実感するために、新宿御苑を訪ねてみました。新宿駅から徒歩7分ほど。巨樹がそびえる林があり広々とした芝生があり、池が配置された日本庭園があるといった広大な施設です。

 入場券窓口が5か所あるのにどれも長蛇の列。並んでいるのは少なく見積もっても3~4割が外国人です。新宿御苑は2013年の年間入園者が119万人だったのに対し、2017年は250万人。わずか4年間で入園者が倍増しました(2018年は231万人)。増加人員の多くが外国人だと推定されています。

国籍の違いによって大きく異なる人気

 外国人旅行者へのアンケートを見てみましょう。東京都が外国人に行った調査「東京でしたいこと」に対し、1位が日本食を楽しむ(74%)、2位が自然を感じる(四季の変化、桜、公園、多摩、島嶼部)(67%)、3位が伝統的な街並み・施設の遊覧(64%)でした(「東京のブランディング戦略2015年」)。自然を感じるが、伝統的なものよりも上位に位置しています。

 また、旅行情報ウェブサイト・アプリのトリップアドバイザーによる「外国人に人気の日本の観光スポット2018年」での東京およびその周辺での順位は、1位新宿御苑、2位浅草寺、3位明治神宮、4位東京ディズニーシーとなっています。このデータでも浅草寺や明治神宮といった伝統的な場所よりも新宿御苑が上位に来ています。外国人旅行者は、われわれ日本人が思う以上に東京の自然を探訪したがり、実際に訪れた人は、そこを高く評価しています。

 2007(平成19)年、フランスの旅行案内書「ミシュラン」が都内の山間部に位置する高尾山(八王子市高尾町)に初めて最高ランクの星3つを付けたとき、日本人には意外でテレビなどでもニュースになりました。都心に近いのに、これほど動植物相(特定の地域にすむ動植物の全種類)が豊かな山は珍しく魅力的で、訪れる価値があることによる高評価でした。高尾山は最新版のミシュラン『JAPAN』でも星3つで、現在外国人旅行者の姿もよくみかけます。

 国籍の違いによって人気が大きく異なる場所もあります。ヨーロッパからの訪日旅行者は伝統的な建物や行事に関心が高いのに対し、アジアからの旅行者はその関心が比較的低いといったことなどです。中国からの旅行者がアニメの聖地(モデルとなった場所)やポップカルチャーに関心が高いことも興味深い点です。

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最終更新:11/24(日) 9:03
アーバン ライフ メトロ

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