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日産がタイ製SUVを逆輸入、その狙いは何だ?

11/23(土) 8:55配信

ニュースイッチ

「キックス」来春発売へ、生産コスト抑える

 日産自動車は2020年初頭からタイで小型スポーツ多目的車(SUV)「キックス」の生産に乗り出す。タイで現地販売するほか、日本でもタイから輸入して販売する。独自のハイブリッド車(HV)技術「eパワー」を搭載した仕様で、年10万台前後を生産する見込み。日本では、19年内に生産を終える「ジューク」に代わる小型SUVと位置付ける。HVなど電動車製造に対し優遇措置を用意するタイで生産し、投資を効率化する。

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 タイ生産のキックスは日本では20年春に発売する予定。日産と取引の多い複数のサプライヤーによると、生産比率は日本向け7割、タイ向け3割程度とみられる。現在、日産はタイで生産した小型車「マーチ」を日本でも販売している。

 キックスは16年8月にブラジルを皮切りに販売を始め、ほかの南米諸国や北米、中国に展開を広げた。ブラジル、メキシコ、中国の3カ国で生産しており、ここにタイが加わる。eパワー搭載車の海外生産は初めてのケースとなる。

 タイは電動車の現地生産を促進するため、生産設備の輸入税免除や物品税を減額する制度を17年に導入した。日産は同制度を活用し、キックス生産の投資コストを抑える意向。

 日産は経営再建の一環で22年度までに車種数を10%以上削減する方針。国内でもキックスを投入する代わりにジュークは廃止し、モデル数の増加を抑える。生産体制、商品ラインアップの両面で投資効率の最適化を図る。

 タイの電動車生産の優遇制度はHVのほか電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)も対象で、日産のほかトヨタ自動車やホンダ、三菱自動車が適用を申請した。今後、日本メーカーによる電動車のタイからの輸入が増える可能性もある。

最終更新:11/23(土) 8:55
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