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店頭表示 国が監視強化 市場価格 影響なし ワクチン接種豚流通

11/23(土) 10:02配信

日本農業新聞

 豚コレラ(CSF)ワクチンを接種した豚の流通が始まっていることを受け、江藤拓農相は22日の閣議後会見で、不適切表示の監視を強める考えを示した。今後、小売り段階での流通が本格化することを見据え、「店頭の動向はこれから。しっかりサーベイランス(監視)する」と強調した。

 監視については、不適切な表示の防止に向け「出だしが肝心」と指摘。「ワクチンを接種していない」「接種地域の中のものではない」などの不適切な表示がないか「しっかり監視する」とし、週末にかけて徹底的に店頭を見ていくよう同省職員らに指示した。消費者庁とも連携しながらチェックする方針を示した。

 18日以降、各地の市場でワクチンを接種した豚の取引が始まる中、「卸売段階での取引価格は先週を上回っている。これまでのところ、ワクチン接種豚と非接種豚で価格差は見られない」と指摘。現時点で価格に影響は出ていないとの認識を示した。

 各食肉卸売市場では、安定した取引となり、相場に大きな動きは出ていない。

 群馬県食肉卸売市場では19日から、ワクチンを接種した豚の取引を開始。県によると、21日までの上物平均価格は471円で、前週の464円からほぼもちあいだ。「価格が下がることがあっては問題だが、今のところ大きな変動も風評もない」(畜産課)と胸をなでおろす。

 18、19日に取引のあった岐阜市食肉地方卸売市場でも、価格に大きな動きは見られなかった。大手食肉メーカーは「昨年9月の初発の際に比べると、取引先からの問い合わせなどもなく落ち着いている」と冷静に受け止める。

日本農業新聞

最終更新:11/23(土) 10:02
日本農業新聞

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