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都市農地を災害時に活用 野菜収穫炊き出しも 千葉県内初、船橋で訓練

2019/11/24(日) 10:34配信

千葉日報オンライン

 船橋市は23日、市東部の三山地区で、農地を活用した地域防災訓練を県内で初めて実施した。災害発生時に決められた避難場所への移動が困難な際、近くの農地やビニールハウスなど農業施設を一時避難場所として利用できるよう、地区住民が参加して農地の新たな活用方法を確認。農地で収穫した野菜を使った豚汁の炊き出し訓練や、段ボールトイレ作りなどを体験した。

 訓練は、市の「防災協力農地登録制度」に登録している同市三山5の農地で実施。約730平方メートルの大型ビニールハウス内で、周辺4町会の住民44人とJA職員らの計約70人が参加して行われた。

 地区住民は、発災時に水洗トイレが使用できないケースに備え、段ボール箱二つを組み合わせるトイレ作りに挑戦。約10分で完成させ、急場をしのげることを確認した。

 豚汁の炊き出し訓練にはJAいちかわの職員らが協力。農地で収穫したばかりの大根、ニンジン、ネギ、サトイモに、豚肉などを加えて大鍋で調理し、参加者に振る舞った。

 三山第一町会に住む大沢一之さん(61)は「地区に点在する農地は災害時に役立つ施設となる。段ボールトイレは初めてでも簡単に作れるので、あらかじめ作って保管してもいいと感じた」と話した。

 市は昨年2月に作成した「市農業振興計画」で、農地の多様な活用策の一つとして防災での利用を盛り込んでいる。

最終更新:2019/11/24(日) 10:34
千葉日報オンライン

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