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質問大好き。かつてmixi「100の質問」、いま「Peing -質問箱-」

2019/11/25(月) 12:11配信

マイナビニュース

皆さんは覚えていますか。mixiで流行った「100の質問」、そして「バトン」を。「よく言われる第一印象は?」「好きな動物は?」など、たわいもない質問100個に対してその回答を書き、投稿しましたよね。さらに「バトン」にして、つながっている友だちに回した人もいるはずです。あのころ、mixiで嬉々として質問に答え、マイミクとその回答で盛り上がり、マイミクを9名指名してバトンを回していた人はたくさんいたのです。

【画像】Instagramのストーリーズでも質問スタンプが人気

もしmixiをやっていなかった人でも、卒業シーズンに「サイン帳」や「プロフィール帳」を書いた覚えがあるのでは。女子から書くように頼まれて、ファンシーな用紙にくすぐったい気持ちで「何歳で結婚したい?」などの質問に回答していたことでしょう。

「質問への回答」は、相手の意外な一面を知ったり、自分が特に話題にしていなかったことを話すきっかけになったりと、交流を深めるために昔から使われてきた手法です。聞くほうよりも書くほうが気持ちが高まり、楽しめるのかもしれません。そんなカルチャーは、スマホネイティブ達にも脈々と受け継がれているのです。

質問箱で自分語りができる

2018年から中高生を中心にブームになっているサービスが「Peing(ペイング)-質問箱-」(以下、質問箱)です。マイナビティーンズラボが発表した「2018年版10代女子が選ぶトレンドランキング」の「流行ったコト」では9位、若者向けマーケティング企業のAMFによる「2018年上半期のJC・JK流行語大賞」の「アプリ部門」で3位にランクイン。もはや定番ともいえるサービスです。

質問箱は、TwitterやInstagramと組み合わせて使われます。まず、Peingアカウントを作って、質問受け付け用のリンクを自分のSNSのプロフィールに記載しておきます。そのリンクから回答者に質問ができます。質問箱では、質問した人が匿名になるため、好きなことを問いかけられるという特徴があります。回答者は質問の中から答えたい質問を選び、その回答をSNSにシェアします。

「好きな色は?」などの簡単な質問から、「信頼できる相手に裏切られたことはありますか?」といった深い質問まで、さまざまな質問が寄せられます。「昨日食べ過ぎ」といった、明らかに質問者が誰だかわかる質問が届き、友人と盛り上がることもあります。

なぜ質問箱が人気なのでしょうか。それには、2つ理由があります。まず、ひとつは「話題作り」です。SNSに何か書きたいけどネタがないとき、質問をきっかけに投稿できます。発信したいことがなければ投稿しなければいいのに……と思う人もいるでしょう。でも発信しなければ、SNSで目立たなくなってしまいます。何らかの投稿ネタがほしい。そんなときに質問箱が役立つのです。

もうひとつは「自分語り」です。誰しも「自分のことをもっと知ってほしい」という欲求があります。でも、突然「私は小さいころ長靴が好きで~」などと語りだしても不自然ですよね。さらに自分のことばかり話している人は嫌われがちです。そこで、質問への回答という形式を使って、自分のことを話すのです。ちなみに、質問箱では自分への質問もまるで他人からの質問のように回答できるので、自分が話したいことを質問して投稿できます。

そして、女子が今もっとも投稿するInstagramの「ストーリーズ」でも、質問スタンプは人気です。「質問がありますか?」というスタンプは、質問の文章も変えられるので「文化祭の出し物は何がいい?」など、どんなパターンにも対応できます。Instagramはさらにアンケートやクイズのスタンプもあるため、フォロワーの友人と楽しく交流できます。

回答がそろったら、回答画面をスクショ、名前の部分を消して1枚の画像にまとめ、それぞれの質問に回答した画像をストーリーズに投稿します。かなり手間がかかる作業ですが、「こんなにたくさんの回答を得られた」と1枚の画像でアピールできます。1回答を1投稿にしてストーリーズを数多く投稿し、「切り取り線(ストーリーズの数が多いと画面上部が切り取り線のようになる)」を作ることもリア充の証になります。

匿名だからこその問題

匿名で質問できる質問箱の場合、悪態や暴言が送られてくるケースもあります。「あんたうざい」とか「ブスのくせに調子に乗るなよ」などといったことを、素性を隠して言えるからです。もちろん回答をシェアする必要はありませんが、匿名なので学校の友人なのか、ネットでたまたま見つけてきた知らない人なのかもわかりません。とても傷つきますよね。また、相手が女子高生となると、卑猥な質問や誘いをしつこく送りつけてくる人もいます。

そのため、質問箱では「誹謗中傷ブロック」という設定を用意しています。NGワードが含まれている場合はフィルタリング、そして不快な質問を送ってきたユーザーをブロックする機能です。それでも避けられないときは、その質問箱のアカウントを削除するしかありません。身の危険を感じる場合は、警察に相談しましょう。「警察・捜査機関からの情報照会依頼に対する捜査協力には積極的に応じる」とのことですので、質問者が特定できるかもしれません。保護者の皆さんは、子どもがすぐ相談できるように、「質問箱やってる?変な質問が来たら教えてね」などと声をかけておくといいでしょう。

鈴木朋子

最終更新:2019/11/25(月) 12:11
マイナビニュース

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