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「鋸山」がピンチ! 台風15号で登山道壊滅 地元金谷が復興プロジェクト立ち上げ

2019/11/25(月) 12:10配信

ちばとぴ!ニュース

9月に到来した猛烈な台風15号の影響で、房総の名山「鋸山」が甚大な被害を受け、危機的な状況に陥っています。(かなにゃんチャンネル)

鋸山といえば、国内外から多くの登山客が訪れ、2018年の日経新聞で次に外国人が目指す日本の観光スポット「ディープジャパンランキング」で、全国2位に選ばれた千葉県屈指の観光名所。

被災直後にもかかわらず多数の登山客が訪れるものの、入山禁止の状態が続いています。

登山道は過去に例のない最大規模の被災をし、無数の倒木、景観が変わるほどの土砂崩れや地滑りが発生。3本ある登山道(ふれあいの道、車力道、安兵衛井戸と沢コース)のうち2本の登山道(車力道、安兵衛井戸と沢コース)は未だ立ち入ることができず、復旧の目処が立っていません。

麓のまち金谷の多くの住宅も、屋根が飛ぶなど過去に経験したことのない壊滅的な被害を受けました。

◆鋸山の歴史と地域の結びつき

鋸山は富津市と鋸南町の境に位置する標高329.4メートルの切り立った石壁が特徴の山。鋸山ロープウェーが通り、古刹「日本寺」や断崖絶壁から富津市方面を望む「地獄のぞき」などが有名です。

江戸時代後期から建築の基礎となる石材「房州石」の採掘場として栄え、昭和後期まで石切場という“仕事場”として地元富津市金谷の住民たちと歩んできました。漁師や住民が鋸山をみて天気をよみ、子どもたちにとっては遊び場でもありました。

しかし時代とともに金谷は過疎化が進み、年々寂しくなるばかり。

この状況を打破しようと金谷の住民らが2007年から、まちづくり団体「金谷ストーンコミュニティー」で取り組みを開始。有志が集まり鋸山や房州石の歴史文化についての調査研究や、鋸山の保護・保全、また普及のための整備や清掃活動を行っています。

地元の飲食店、土産物店、スーパー、旅館、ロープウエー、美術館など、金谷の人たちは何らかの形で観光客を受け入れ、もてなす事業に従事するようにもなりました。

金谷の経済は、鋸山を訪れる観光客に支えられるようになったのです。

そのため、鋸山が観光地として機能しなくなってしまうと、金谷の人たちは日常の生活に支障が出てしまいます。

登山道閉鎖で観光客数が激減し、観光のまちとしての存続が危ぶまれているのです。

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最終更新:2019/11/25(月) 12:10
ちばとぴ!ニュース

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