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「ヤバい…」監督の策で尻に火?エース鈴木亜由子が快走見せチームを優勝に導いた! 五輪代表対決も13秒差”勝利”

11/25(月) 6:40配信

中日スポーツ

◇24日全日本実業団対抗女子駅伝 1位日本郵政グループ2時間15分10秒(宮城県・6区間42・195キロ)

 全日本実業団対抗女子駅伝は24日、宮城県の松島町文化観光交流館前から弘進ゴムアスリートパーク仙台までの6区間42・195キロで行われ、日本郵政グループが2時間15分10秒で3年ぶり2度目の優勝を果たした。東京五輪マラソン代表の鈴木亜由子(28)はエース区間の3区で区間2位の好走。前田穂南(23)=天満屋=との“代表対決”を制し、優勝に貢献した。

 エースがエースとしての走りを見せ、3年ぶりの胴上げだ。10・9キロの最長区間。鈴木が東京五輪マラソン代表の“直接対決”を制し、34分42秒の区間2位。新人4人が名を連ねた日本郵政グループを頂点に導いた。

 「1区2区で流れをつくってくれたので、後ろに流れをつなげたい思いだった」。終始トップを走った鈴木と18位でたすきを受けた前田(34分55秒・区間3位)。レース中の接点はなかったものの、鈴木がマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)優勝の前田を上回った。

 ただ、闘争本能に火を付けたのはライバルの存在ではなかった。途中、高橋昌彦監督(54)から声が飛んだ。「後ろから詰められている。25秒差だぞ」。実際には最も詰まった瞬間でも28秒差。この作戦が効いた。「ヤバいと思った」と鈴木。本格練習の再開は10月中旬と完調ではなかったが、終わってみれば区間記録にも12秒と迫る快走でリードを守った。

 五輪への思いはもちろん、駅伝に懸ける思いも強い。「チームでのレースは沸き上がるパワーとか、忘れていた感情を思い出させてくれる。みんなで喜びを分かち合える」。1月に地元・愛知県豊橋市の安久美神戸神明社(あくみかんべしんめいしゃ)で「MGC突破 クイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝)優勝」を願掛け。その2つともかなえた。

 ただ、課題も残った。「慎重なところが出てしまった。五輪に向けて自分の殻を破るのがテーマ。2月にレースに出て自信をつけたい」。まだ、夢の途中。ロードレースで経験を積み、来夏の本番を目指す。

最終更新:11/25(月) 6:40
中日スポーツ

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