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福岡空港の発着、最大21.3万回 滑走路増でも容量超過 国35年度予測

11/27(水) 11:04配信

西日本新聞

 国土交通省は福岡空港の需要予測を5年ぶりに見直し、2035年度の発着回数の見通しを最大で前回予測より8千回多い21万3千回に上方修正した。同省は25年の滑走路増設で発着処理容量を最大21万1千回に拡大できるとしているが、その容量を超える予測が初めて示された。格安航空会社(LCC)の参入やアジアの成長で航空需要が大きく伸びているためで、滑走路増設でも過密化を解消できない可能性も出てきた。

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 同省九州地方整備局が26日、滑走路増設の事業評価監視委員会で示した。

 需要予測は、最新の経済情勢や航空需要を基に試算。近年の平均的な経済成長率で算出した「基本ケース」の発着回数は、25年度17万7千回、30年度17万8千回、35年度18万2千回。政府が目標とする2%成長を想定した「上位ケース」では、25年度18万9千回、30年度20万1千回、35年度21万3千回となり、前回予測より千~8千回増えた。

 福岡空港では、滑走路増設によって、定時性を保ちながら安定的に運航できる目安の発着容量が、年間18万8千回に拡大される。さらに着陸の進入経路を一部変更することで21万1千回まで拡大できるという。

 ただ、上位ケースでは、増設が完成する25年度に増設後の処理容量(18万8千回)を1千回超え、35年度には着陸経路の変更も踏まえた最大容量(21万1千回)を2千回超える見通しとなった。同省は「処理容量は一定の余裕を持って設定しており、発着処理に問題ない範囲には収まっているが、進入経路の変更には地元の理解が前提になる」としている。

 福岡空港は、国際線やLCCの増加で発着回数が急増。18年度は4年連続過去最高となる約17万4千回(ヘリコプターを除く)に達するなど、前回予測の「上位ケース」を上回る勢いで推移している。現状の発着容量(年16万4千回)を超えており、ピーク時の遅延が常態化している。 (黒石規之、坂本公司)

最終更新:11/27(水) 11:04
西日本新聞

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