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【医師に聞く】巻き爪は色々な治療法があるみたいだけど、手術しなくても治るの?

11/29(金) 18:00配信

Medical DOC

巻き爪の治療法は病院での手術のほか、サロンなどでもおこなえるワイヤーやプレートを使った矯正方法、自宅で使える矯正テープなどのグッズまでさまざまだ。どのようなケースで手術が必要なのか、巻き爪の手術を実施している「みなと芝クリニック」の院長、川本徹医師に伺った。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
川本徹先生(みなと芝クリニック 院長)
筑波大学医学専門学群卒業、筑波大学大学院医学研究科修了。「“メスをとれる内科”たる外科医になれ」の教えの元、筑波大学附属病院の消化器外科で、内科医以上に内科のことを知っている外科医をめざす。筑波大学臨床医学系外科(消化器)講師、米国テキサス大学MDアンダーソン癌センター客員講師、東京女子医科大学消化器病センター外科非常勤講師などを歴任後の2010年、都営地下鉄三田駅の近くにみなと芝クリニック開院。2014年には、現在の地へリニューアルオープン。内科や外科から、皮膚科、整形外科、消化器科、肛門科まで、幅広い診療を行っている。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本消化器病学会専門医。

多くの人が勘違いしている「巻き爪」の実態

編集部:
巻き爪は、痛い手術をしなくても治せるのでしょうか?

川本先生:
一般の方がイメージされている巻き爪全体でいえば、手術を必要とするケースは約2割ほどです。
では、どのようなケースで手術を用いるのでしょう。その話題へ入るためにも、まず「本当の巻き爪」と「陥入爪(かんにゅうそう)」の違いを説明する必要があります。

編集部:
両者の違いを教えてください。

川本先生:
「本当の巻き爪」とは、爪に限らず、爪床(そうしょう)という爪の生えてくる部分ごと湾曲している状態です。器具などを使って爪先を広げても、もともとの爪床が曲がっている限り、再発してしまいます。これは手術しないと治りません。

編集部:
陥入爪はそうじゃないと?

川本先生:
はい。陥入爪は、合っていない靴や深爪などの外的要因によって、爪が本来とは違った方向に伸びたり曲がったりした状態のことをいいます。爪床自体が丸まっているわけではないので、必ずしも手術を必要としません。

編集部:
陥入爪の方の割合は、どれくらいなのでしょう?

川本先生:
あくまで当院に来られる方の割合になりますが、陥入爪が「5」だとしたら、巻き爪は「1」といったところでしょうか。ワイヤーなどの施術を受けたのに「再発した」という場合は、おそらく巻き爪のケースです。一方の陥入爪なら、爪を元の形に戻してあげれば、痛みも引くし再発しない。もちろん陥入爪を治療しても、外的要因を改善しなかったために再発するケースは起こり得ます。とにかく、この辺がごちゃごちゃになって理解されていますよね。

編集部:
自分で陥入爪と巻き爪を見分ける方法はありますか?

川本先生:
爪の左右両方が湾曲していたら巻き爪、片方だけなら陥入爪。ただし、そうである可能性が高いと言うに過ぎません。詳しくは、専門医の診察を受けてみてください。

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最終更新:11/29(金) 18:00
Medical DOC

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