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【コラム】中国式「PM2.5報告書」

12/1(日) 6:03配信

朝鮮日報日本語版

 「韓国のスモッグは『メイド・イン・コリア(made in South Korea)』だという事実が明らかになった」

 これは、11月20日に発表された「北東アジア長距離移動大気汚染物質国際共同研究」要約報告書について、中国国営新聞の国際版「グローバル・タイムズ」がその日のうちに報道した時の文だ。同じ日、同報告書について、「中国から来た微小粒子状物質(PM2.5)が韓国に及ぼす影響を、中国が初めて認めた」と報道した韓国メディアとは見方が全く異なっていた。

 グローバル・タイムズは記事で、「報告書によると、韓国のPM2.5の51.2%が自国で排出されたものだという。今回の結果は、これまで発表された彼ら(韓国)の不正確な研究に強く反論する資料だ」としている。「韓国が自国のPM2.5を中国のせいにするのは理性的でない」という、中国科学院のある研究者の話も書かれている。韓国メディアが大きく報道した「韓国のPM2.5の32%は中国から来ている」という内容は記事になかった。今回の報告書をメディアに公開した際、「中国が、中国で発生した要因を30%台だと認めたことに意味がある」「韓中日の研究陣が結果に合意し、3カ国の政府が検討したものだ」と強調した韓国政府の言動がこっけいに見えるほどだ。

 しかし、このような報道は既に予見されていたものなのかもしれない。中国政府は当初、昨年11月に発表される予定だった今回の報告書を「最新の資料を反映させてほしい」として1年先送りしただけでなく、今年も2回、発表日を延期した。結局、発表することで合意した当日も、韓国政府がメディア・ブリーフィングを開き、日本政府が環境省ホームページで報告書を公開したのとは違い、中国政府は報告書をどのような経路ででも公表しなかった。グローバル・タイムズは記事で、今回の報告書を「韓国の国立環境科学院が発表した研究報告書」だと称した。

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最終更新:12/1(日) 7:04
朝鮮日報日本語版

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