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ソフトバンク・バレンティン誕生へ 他球団は調査を進めず キューバ勢残留失敗の「保険」にも

11/30(土) 5:00配信

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクが、今季ヤクルトとの1年契約が満了したウラディミール・バレンティン外野手(35)の獲得へ「速攻アタック」を仕掛け、早ければ12月3日にも「ホークスのバレンティン」誕生の見込みとなった。

【表】バレンティンの年度別成績

 球団関係者は保留者名簿を外れ、自由契約選手として公示される12月2日にも複数年契約など好条件を用意して米国へ向かう見通し。本格的な調査を進めている他球団はないとみられ、先手必勝で仕留める構えだ。

■複数年契約提示か

 パ・リーグ勢としては初の4年連続日本一の来季達成に向けて、ソフトバンクが球界屈指の大砲獲得へ乗り出す。これまでも、水面下で調査を続けてきたバレンティンだ。三笠ゼネラルマネジャー(GM)は29日、福岡県内での球団納会ゴルフ後、「興味を持って調査をしています」と話すにとどめたが、速攻でアタックを仕掛ける方針を固めているもようだ。

 今シーズンでヤクルトとの1年契約が満了したバレンティンは、8月に資格取得条件を満たした国内フリーエージェント(FA)権を行使することはなかった。ヤクルトはこれまで残留交渉を継続していたが交渉は難航し、29日に保留者名簿に載せないことを発表。本人がより好条件を求めているとみられる。

■他球団は調査せず

 12月2日に自由契約選手として公示され、他球団との交渉が可能となることから、ソフトバンクは2日にも球団関係者が、複数年契約などヤクルトを上回る条件を用意し、米国に向かう予定。現状でソフトバンク以外には本格的な調査を進めている球団はないとみられ、早ければ3日にも「ホークスのバレンティン」が誕生する可能性がある。

 バレンティンは2013年に日本記録となるシーズン60発をマークするなど、日本球界通算で288本塁打。来日9年で30発を8度もクリアするなど、実力は折り紙付きだ。10年目を迎える来季からは日本人選手扱いとなるなど、多くの外国人選手がいるソフトバンクでも起用の選択肢が狭まらないのも戦略上、大きい。三笠GMも「実績のある選手だし、外国人枠(を考えなくてもいい)ということも大きな魅力の一つ」と話す。

 来季のチームの外国人事情を考えても欲しいところだ。三笠GMはデスパイネとグラシアルのキューバ勢について、保留者名簿から一度外して残留交渉に臨むことを明かした。バレンティン獲得は万が一、残留交渉が失敗した場合の「保険」となる。また2人は東京五輪の代表選手となる可能性があり、出場権につながる大会が3月に開催される見込みだ。2人が五輪切符に向けた戦いや本番に招集されてもバレンティンがいれば戦力ダウンの軽減につながる。来季3年ぶりのリーグ優勝と4年連続の日本一での「完全V」達成へ。余念なく補強を進めていく。

西日本スポーツ

最終更新:11/30(土) 9:47
西日本スポーツ

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