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3歳クリソベリルに「信頼できない」の声 武豊インティが世界の名手を翻弄か【チャンピオンズC座談会】

11/30(土) 14:48配信

優馬

競馬専門紙「優馬」TM(トラックマン)座談会

デスク「交流競走を含めて今年のGIを勝った馬が6頭という豪華メンバーが揃ったけど、中でも注目すべきは、本紙中田も◎を打った5戦無敗の3歳馬クリソベリルだな」

中田「正直言って、クリソベリルは未完成の馬ですし、キャリアの浅さに不安があることは確かです。ただ、潜在能力の高さから、この相手でも通用するとの期待が、その不安を補って余りあると見ます」

加茂「合計着差26馬身での5連勝。これだけでも、並みの馬ではないことがわかりますやろ。それでいて、もっと強くなりそうな余地もあるんやったら、ここも通過点。どれだけの走りを見せてくれるのか楽しみですわ」

田崎「昨年も3歳馬のルヴァンスレーヴが制しましたが、なかなかダートで勝ち続けるというのは難しいもので、ルヴァンスレーヴも1度負けていました。それに比べてクリソベリルは、ヒヤリとさせられたレースすらない完勝での5連勝ですから、これは底知れぬ強さだと言えます。今年も3歳馬が頂点に立つと見ていいでしょう」

木谷「今年は土曜日がまだ11月ということで、3歳馬の定量が例年よりも1キロ軽い55キロになる点も、クリソベリルにとっては追い風となるでしょうね」

落合「その5連勝が全て2ヶ月以上の出走間隔があってのものなら、500キロを優に超える大型馬でも鉄砲の利くタイプだと言えるし、9月以来となる今回も何ら不安はないだろう。強いて言えば、高速決着になってどうかだけど、降雨の予報もない良馬場ダートなら大丈夫だな」

山崎「その時計面なんですが、クリソベリルの2走前のJDダービーは、稍重ながら過去13年で一番遅いタイムだったんですよ。昨年勝ったルヴァンスレーヴも、コンマ3秒速いだけでしたが、こちらは良馬場でしかもスローペースだったもの。ダート路線では、今年の3歳勢は古馬相手に苦戦している傾向もあり、前走で古馬を降しているとはいえ、一気の相手強化となるここで、人気ほどの信頼はできないのではないかと思います」

武井「クリソベリルと古馬勢との力比較については、やはり前走の日テレ盃で測るしかないと思いますが、コンマ8秒差の2着だったロンドンタウンが、続く南部杯で5着ながら同じくコンマ8秒差。また、1.6秒の差を付けた3着馬ノンコノユメが、帝王賞ではオメガパフュームのコンマ2秒差3着だったことを考えれば、あくまで机上の計算ですが、古馬GI級に対しても力上位と見ることができます。JDダービーで砂を被る競馬を経験させ、前走では初めての左回りも克服と、ここへ向けてひとつひとつ課題をクリアしてきてますし、僕はここでも勝負になると思いますね」

瀬古「クリソベリルは、2走前が夏負け気味、前走もその影響が残っていたとのことで、それに比べると、今回は順調に調整できた上に“背が伸びて成長もしている”と、音無師も目を細めてましたよ。初のJRAGIでどんなパフォーマンスをみせるのかが非常に楽しみですね」

デスク「そういう瀬古の◎はクリソベリルじゃなくて、ゴールドドリームなんだが、こっちも瀬古の担当厩舎なんだな」

瀬古「両方に◎を打ちたい気持ちもありますが、それはできませんからね。選んだゴールドドリームの前走の南部杯は、この馬らしくなく伸び負けましたが、帝王賞を球節炎で回避した経緯があり仕上げを慎重にならざるを得ない面があったものです。この中間はGI馬と併せた1週前追いで思わず平田師がもらした“圧巻の動き”で先着し、最終追い切りでも余力十分に好時計をマーク。万全の体調で臨める今回はキッチリ巻き返してくれるはずです」

小桧山「ゴールドドリームは、昨年こそ体調が整わずに出走できなかったけど、おととしのこのレースを勝ってからは全てGIで馬券圏内。距離も左右の回りも、大箱も小回りにも対応しての実績なんだから、信頼に足るものだぞ。夏場に一息入れて南部杯からココというのは、おととしと同じローテだし、軸という意味では最適だと思うな」

田崎「ゴールドドリームは長くダート路線のトップに君臨してきましたが、前走の南部杯にしても少し物足りない3着に思えましたし、そろそろ世代交替かな、という気もするんですが」

板子「前走の南部杯は比較的スムーズな立ち回りに見えましたが、前の位置にいた馬がフラフラしてルメール騎手も立ち回りを迷うような面がありました。直線での反応の鈍さもあったとはいえ、おそらく、キャリアを通して休養期間が最も長い5ヶ月ぶりの臨戦となった影響も少なからずあったのではないでしょうか。フェブラリーSでは2着とはいえ、楽にハナに立ち後続のプレッシャーもなく完璧な立ち回りだった勝ち馬を唯一追い詰めたものでしたし、かしわ記念でリベンジを果たしたように、地力に衰えがないことに疑いの余地はありません。中間の調整過程でもしっかり負荷をかけられており、変わるとしたら叩き2走目の今回ですよ」

久光「実際に、ゴールドドリームの前走時は輸送を考慮してか直前の追い切りを手控えたのが裏目に出た感を受けましたし、パドックでも妙に大人しく見せてましたからね。今回は1週前にCウッドの併せ馬で好時計をマークし、直前も坂路50秒台の猛烈な攻め。字面からして一変の気配を漂わせており、間違いなく変わってくると見ます」

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最終更新:11/30(土) 14:48
優馬

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