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【医師に聞いてみた】「ぎっくり腰」って予防できないの?

11/30(土) 12:00配信

Medical DOC

突然、何の前触れもなしに起きる「ぎっくり腰」。西洋では「魔女の一撃」と呼ばれるほど、突然発症するようなイメージがある一方、未然に防ぐことはできないのか気になるところ。できることなら避けて通りたい腰痛の頻発症状について、「洗足整形・形成外科」の伊藤先生に、解説していただきました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
伊藤大助先生(洗足整形・形成外科 院長)
信州大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部整形外科学教室医員、稲城市立病院整形外科医長歴任後の2004年、東京都目黒区に「洗足整形・形成外科」開院。医師だけでなく、理学療法士、鍼灸マッサージ師、柔道整復師らがホスピタリティにあふれた治療を提供している。日本整形外科学会専門医、日本医師会認定産業医、日本レーザー医学会認定医、日本抗加齢医学会認定医。日本股関節学会、日本人工関節学会、日本ペインクリニック学会の各会員。

ぎっくり腰の原因は、日ごろの運動不足にあった

編集部:
ズバリ、ぎっくり腰にならない方法はあるのですか?

伊藤先生:
あります。端的に言えば、筋力不足を補うことですね。ヒトの筋力は、ある程度の運動をしないと、「1年につき1%の割合で減退する」とされています。また、運動を盛んにしていた学生時代と比べ、「10%から15%の筋力低下」が起きると、ぎっくり腰になりやすいともいわれています。

編集部:
社会人になって10年から15年、つまり30代や40代になると、ぎっくり腰のリスクが高まるわけですね?

伊藤先生:
ざっくりした考え方ですが、そういうことになります。この場合の「ある程度の運動」とは、ウォーキングなどの軽度な運動を含みません。鍛えることを意識した“重め”な運動です。

編集部:
どうして筋力不足が、ぎっくり腰を起こすのでしょう?

伊藤先生:
いわゆる「ぎっくり腰」にもさまざまな原因があり、なかでも多いのは「仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)」という症状です。「仙腸関節」は骨盤の一部で、大きな力が加わるとゆがみ、痛みを起こします。この不具合を防いでくれるのが、腰周りの筋肉です。

編集部:
ぎっくり腰の、ほかの原因についても教えてください。

伊藤先生:
腰周りの肉離れや筋膜炎、関節障害など、さまざまに考えられます。これらの症状は、主に「急激な動作」によって生じます。ですから、「急激な動作」を控えることも、有効な予防方法です。とくに起床時など、体が温まっていないときには注意してください。

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最終更新:11/30(土) 12:00
Medical DOC

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