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防衛向け水中ドローン、航走能力高める「電池」開発へ

2019/11/30(土) 17:27配信

ニュースイッチ

防衛装備庁が長期運用型燃料電池

 防衛装備庁は三菱重工業などと共同で、無人水中航走体(UUV)向けの燃料電池発電システムを開発する。発電システムの完成により、UUVの航走能力や航続距離が向上し、離島防衛やわが国に侵入する不審船・潜水艦の監視などにも効果が見込める。燃料電池システムは陸上試験で30日間の連続発電を達成済み。引き続き、実運用に近い形での陸上試験を進め、2020年度以降の実機搭載につなげたい考え。

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 UUVは潜水艦や対潜哨戒機などと違い、無人で長期間監視任務に就くことが可能。将来水中戦を変える技術として期待が高まっている。

 燃料電池は水素と酸素のタンクを用いたHEML式を選択。加湿器やブロワーが不要なため消費電力が少なく、故障リスクも小さいという。

 複数の燃料電池装置と二次電池を組み合わせ、電力需要に応じた燃料電池装置の出力制御や発電基数の切り替え、二次電池への切り替えを自動化することにより、高効率発電を達成した。

 現状のUUVは尖閣諸島や日本近海で長期間潜んでいたり、決まったコースを巡回するなどの運用を想定している。だが、実際の監視運用では不審船を発見した後に追従し、追いつくために速度を上げる能力も必要になる。

 必要となる電力量の向上は避けられないが、UUVは大きさに限りがあるため、軽量小型化と電池性能向上の両立をにらみながら改良を図る。

最終更新:2019/11/30(土) 17:27
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