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【巨人】現役メジャー第2弾…26歳の“南米の剛腕”最速167キロ右腕ビエイラを調査

11/30(土) 5:00配信

スポーツ報知

 巨人が新外国人候補として米メジャー、ホワイトソックスのチアゴ・ビエイラ投手(26)の獲得を目指し、本格調査していることが29日、分かった。ブラジル出身の救援右腕で、自己最速は驚異の104マイル(約167キロ)を誇る“南米の剛腕”だ。大谷(現エンゼルス)が記録した165キロの日本球界最速記録更新も視野に入る。救援陣の層に厚みを持たせるため、右腕の動向を注視していく。

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 原巨人の次なるターゲットは、南米の剛腕だった。Wソックスのビエイラをリストアップし、本格調査に乗り出していることが判明した。188センチの長身から繰り出す直球は最速104マイル(約167キロ)、今季も平均98マイル(約158キロ)を誇った剛速球が最大の武器の救援右腕。日本ハム・大谷(現・エンゼルス)が16年10月に打ち立てた日本球界最速165キロの更新も視野に入る“フィジカル・モンスター”だ。

 ビエイラは11年にマリナーズと契約を結んで入団。傘下マイナーで力をつけて着実にステップアップし、17年にブラジル人史上5人目のメジャーデビューを果たした。18、19年はWソックスに所属。メジャー実働3年で23試合に登板、2勝1敗1セーブ、防御率7・36ながら、通算25回2/3で24三振を奪うなど、空振りを奪えるタイプ。決め球となるスライダーの切れも申し分ない。やや制球を乱す場面もあるが26歳と若く、日本式の細かい指導でさらなる技術向上が見込める点も魅力となる。

 メジャーの舞台だけでなく、豊富な国際経験も頼もしい。12年の第3回WBC予選ではブラジル代表のクローザーとして2セーブを挙げ、同国の初出場に貢献。翌13年の本大会にも出場した。獲得に成功すればデラロサと並び、100マイルコンビとして相手球団の脅威となるだろう。

 日本球界では珍しい日系以外のブラジル人プレーヤーとなる。日本にルーツを持たない選手は過去に02年(~05年)にダイエーに所属したA・ゴメスや、09年から13年までヤクルトに所属したR・フェルナンデス、現在、楽天に所属しているL・フェルナンドがいる程度。サッカー大国として有名な同国だが、バスケットボールやバレーボールも世界トップクラスの実力を誇る。決して野球先進国とは言えないものの、身体能力の高さは推して知るべしだ。

 今オフ、巨人はすでに、今季ワールドシリーズを制したナショナルズからFAとなっていたパーラを獲得。それに次ぐ現役メジャーリーガーが確保できれば、手薄な救援陣の層に厚みをもたらす存在となる。残留が決まったデラロサやメルセデスに加え、球団は先発投手と右打ちの野手の獲得も目指している。今季、届かなかった日本一奪回という目標へ、補強の手は緩めない。

 ◆世界の速球王 各球場に計測機器「スタットキャスト」が設置された15年以降の世界最速は、16年にA・チャプマン(ヤンキース)、18年にJ・ヒックス(カージナルス)が記録した105マイル(約169キロ)。11年にチャプマンは球場表示で106マイル(約171キロ)を出した。

 ◆メジャーのブラジル出身選手 ナショナルズのヤン・ゴームズ捕手(32)がブラジル人初のメジャーリーガー。12年にブルージェイズでメジャーデビューすると、インディアンス時代の14年に21本塁打を放つなど通算99発をマークし、今季も97試合で12本塁打を放って世界一に貢献した。投手ではアンドレ・リエンゾ(31)がメジャー通算6勝。メジャーでプレーしたブラジル出身選手はここまで5人で、うち3人が投手だ。

 ◆チアゴ・ビエイラ(Thyago Vieira)1993年7月1日、ブラジル・サンパウロ生まれ。26歳。11年にマリナーズとマイナー契約。17年7月のオールスター・フューチャーゲームの世界選抜に選出された。17年にはマリナーズでメジャーデビュー。その後トレードで移籍し、18年からはWソックスでプレーした。メジャーでは3年間通算23登板、2勝1敗1セーブ、防御率7.36。マイナーを含めた米通算9年間では224登板、20勝27敗27セーブ、防御率4.77。188センチ、95キロ。右投右打。

報知新聞社

最終更新:11/30(土) 13:44
スポーツ報知

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