ここから本文です

南北接続運行心待ち 富山駅で路面電車工事見学会

2019/12/1(日) 16:19配信

北日本新聞

 富山市を走る路面電車を富山駅でつなげる「南北接続」が来年3月に実現するのを前に、同駅で1日、工事見学会があり、親子連れや鉄道ファンが作業が進む工事現場を見て回った。参加者は同駅から南北に伸びる線路を眺め、鉄路による市街分断を解消する市の「100年の夢」の実現が間近に迫ったことを肌で感じた。 (社会部・市江航大)

 見学会は路面電車に関心を持ってもらい、南北直通運転開始後の利用増につなげようと、富山ライトレールが企画した。この日は4回に分けて行われ、計76組136人が参加した。

 午前11時からの見学会は、同社工事課の鈴木圭課長(37)らが35人を案内した。鈴木課長はレールをまたぐように建てられたコの字形の門柱を指さし、「これが南北接続を象徴する柱です」と説明。車両に電気を供給する「電車線」をつり下げるためのもので、「南口から北口まで柱が連続して並んでいる光景が接続の証」と語った。参加者は説明にうなずきながら、スマートフォンで写真を撮っていた。

 まだ電車の通っていない線路内に入り、レールに触ることもできた。富山市芝園小学校3年の立山珀久(はく)君(8)は「思ったより冷たい」とレールの感触を楽しんでいた。鈴木課長は「レールを固定する樹脂は弾力があり、騒音軽減効果がある」と解説した。

 見学会に参加した同市新庄町の会社員、石川良さん(56)は「南北接続運転が始まれば全国で話題になるはず。南と北を行き来する人の動きが活発になってほしい」と期待していた。

最終更新:2019/12/3(火) 12:13
北日本新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事