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自由契約のバレンティン(東京ヤクルト)がシーズン60本塁打を打てた理由

12/1(日) 6:20配信

高校野球ドットコム

 東京ヤクルトスワローズを退団し、自由契約となったウラディミール・バレンティン選手。プロ野球記録の60本塁打を放ったスラッガーの動向に注目集まるが、今回はバレンティン選手が日本に来てから成長してきたエピソードを紹介します

【写真】カメラの前でポーズを取るバレンティン選手

日本では「事前準備」を進化させた

 ――2011年から日本にきて、日本の野球をどう感じましたか??

バレンティン:2011年に来日した当時は対戦するのが難しく感じました。これはいつも言っている事なのですが、日本の投手はブレーキングボールのコントロールなど総じてコントロールが非常にレベルが高い。ただここでは毎日ゲームで使ってもらえたので、おかげさまで慣れる事ができました。

 ―― 2013年、プロ野球新記録となる60本塁打を放ちましたが、これまでの2年間の違いは何でしょうか。

バレンティン: やはり唯一の違いは2年間日本で野球をやったことで、日本の野球がわかった事、そして日本の投手の事をわかった事、これが大きいですね。そして理解したことを練習で想定しながらできたことが大きかったです。

 ―― 勉強してきたことが一番なんですね。

バレンティン: そうですね。後は一番重要なことは打席に入る前にプランをもって入ることです。この投手はこういう投手だからこのボールを打とうなど、プランを事前に持つことですね。

 ―― その事前準備などのルーティンは日本へきてさらに進化したのでしょうか?

バレンティン:アメリカでは正直試合にでるチャンスがなかった事と、後は球団数 (30球団) が多いので、同じ投手とそんなに当たりません。
 ただ日本では球団数も少なくよく同じ投手と何度も何度もあたります。同じ投手と5日後にまた対戦する事もありますから。なので「研究する」「プランを立てる」という準備の部分では成長しました。

 ―― なるほど。活躍の要因が分かりました。ペナントレースの活躍だけではなく、日本の野球ファンがバレンティン選手の活躍で、思い出すのが2017年のWBCです。準決勝まで、打率6割1分5厘、3本塁打、10打点と、E組でMVPを獲得しました。
 こちらはペナントレースとは違って、同じ投手との対戦数が少ないです。WBCの活躍の要因は?

バレンティン:まず最初に、WBCは日本の野球とは全く別で、トーナメントなので試合数も5試合か6試合しかなく、少ないです。
 なので、少しビデオをみたり、後は自分の「感覚」ですね。例えばバッター優位のカウントになったら甘い球が来る確率があがるので、その時は必ず打つ。それがうまくいったと思います。

 ―― ホームランを打つために実践している、バックスピンをかける技術に関して教えてください。どんな練習を普段からしているのでしょうか。

バレンティン:それは練習でというより、メカニックの部分での理解が非常に重要です。手を中に入れてボールの内側を打つなど、そういうことをまずは理解することが重要です。理解することで強引に打たなくても良くなります。

29日時点では福岡ソフトバンクホークスが獲得に向けて調査に乗り出していると報道。いずれにしろ、球界屈指の大砲の去就に今後も注目したい

最終更新:12/1(日) 8:37
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