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【医師に聞いてみた】女性はとくに注意! ぼうこう炎の予防策とは?

12/1(日) 8:00配信

Medical DOC

痛みやかゆみを伴うという「ぼうこう炎」。プライベートな部位だけに、自覚があっても、受診をためらってしまう人が多いのではないでしょうか。もし、有効な予防方法があるのなら、知っておきたいところです。そこで、泌尿器科が専門の「ももたろう腎・泌尿器科クリニック」の船橋先生に、正しい知識を教えていただきました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
船橋健二郎先生(ももたろう腎・泌尿器科クリニック 院長)
昭和大学医学部卒業、昭和大学外科系泌尿器科学大学院修了。一般医院や独立行政法人東京災害医療センターなどの勤務を経た2016年、埼玉県蕨市に「ももたろう腎・泌尿器科クリニック」開院。泌尿器科専門クリニックとして最新の設備を備え、童話『ももたろう』に随行する“お供”のような立場を目指し、患者中心の医療に努めている。医学博士。日本泌尿器科学会認定専門医・指導医。

「ぼうこう炎」の種類と仕組みについて

編集部:
まずは、「ぼうこう炎」という病気について教えてください。

船橋先生:
一般的にぼうこう炎といえば、「急性膀胱炎」のことを指します。主に大腸菌などの細菌が尿道をさかのぼり、膀胱で繁殖して、炎症に至ります。

編集部:
症状としては、どのようなものがあるのですか?

船橋先生:
尿意が強くなる、尿を出し終わっても残尿感がある、排尿時に痛む、尿が濁ったり臭ったりするなどですね。また、症状が悪化すると「腎盂腎炎(じんうじんえん)」という病気を引き起こし、高熱を引き起こしたり腰などへの強い痛みを伴うこともあります。

編集部:
「腎盂腎炎」とは何ですか?

船橋先生:
菌による感染が「ぼうこう」でとどまっていれば「ぼうこう炎」です。菌が腎臓内にある腎盂という器官までさかのぼると、「腎盂腎炎」を生じさせます。

編集部:
慢性の「ぼうこう炎」や「腎盂腎炎」もあるのですよね?

船橋先生:
あります。急性を一言で言えば、菌による感染症です。これに対して慢性は、糖尿病や神経障害、尿路結石などのさまざまな病気が原因となって発症します。また、急性が繰り返されると、菌の有無に関わらず、炎症を引きずってしまいかねません。このようなケースも、慢性と診断されることがあります。

編集部:
急性の「ぼうこう炎」は、繰り返されやすいのですか?

船橋先生:
女性の場合はそうかもしれません。年に1、2回は“普通”といえるでしょう。患者さんの中には、年のせいで片付けたり、市販薬で対処されたりする方も少なくありません。おそらく、病院に行くほどつらくなかったり、自覚そのものが薄いのでしょう。

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最終更新:12/1(日) 8:00
Medical DOC

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