ここから本文です

<高校サッカー>がん乗り越えた不屈の名将、千葉を去る 流通経大柏・本田裕一郎監督「これが勝負」

2019/12/1(日) 11:56配信

千葉日報オンライン

 今年度限りで離任する流通経大柏の本田裕一郎監督が、2001年から率いる同校で最後の選手権を終えた。来年度から県外校で指導を続ける。市原緑、習志野、流通経大柏の県内3校を強豪へ仕立てた72歳の名将が、静かに千葉を去る。

 情熱的な指導に加え、革命家の一面もあった。「この年代で激しくぶつかるプレーをしないと海外勢に勝てない」。常に頭にあったのは日本サッカーの将来で、大勢のJリーガーを輩出。一発勝負の選手権のシステムに疑問を持ち、現在の高円宮杯U-18リーグ創設にも尽力した。

 17年には重度のがんを乗り越え、「死ぬまでやりますよ」と現場へ復帰。赤い服を着込み、古希を迎えてもベンチ前に立って声をからし続けた。最後の相手は、打倒に燃え長年激戦を繰り広げた市船橋だった。「何十年やっても負けの方が多いが、今年はどうしても勝たせたかった。これが勝負ですね」

 全国屈指の激戦区へと導いた歴史は色あせない。「静岡みたいになりたいと思いやってきた。強い高校も増え、最近はレベルが上回ったかな」。千葉での約半世紀を懐かしみ、目を細めた。

最終更新:2019/12/1(日) 12:07
千葉日報オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事