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「市船になろう!」 原点回帰した市立船橋が3年ぶりの覇権奪還

2019/12/1(日) 16:06配信

高校サッカードットコム

 原点回帰した「市船」が3年ぶりの頂点に立った。

 高校サッカー選手権千葉予選・決勝は、市立船橋が2年連続全国準Vの流通経済大柏を3-2で振り切り、3年ぶり22回目の全国選手権出場を決めた。

【写真】市立船橋、3年ぶりV

 試合は大方の予想を覆して壮絶な打ち合いとなった。まずスコアを動かしたのは市立船橋だった。前半12分、清水エスパルス内定のMF鈴木唯人が右サイドを抜け出すとマイナスのクロスはディフェンスに当たったものの、こぼれて中央に入ったMF森英希の足元へ。森は一度体勢を崩したが、すぐさま立て直すと右足でネットを揺らした。

 一方、押し込みながらもなかなか前半は点数に結びつけられなかった流通経済大柏も後半さらにギアを上げて、連続して相手ゴールに襲いかかるとストロングスタイルで取り切った。7分、右サイドに流れたMF八木滉史がクロスを上げるとFW羽坂豪がヘディングで折り返したボールをMF三好麟大がシュート。こぼれたところをこの攻撃の起点になったMF大西悠介が後ろから走り込んで豪快に決めて同点とした。

 するとここからゲームは一気に加速する。直後の後半9分、市立船橋はDF植松建斗のフリーキックを森が斜めに走り込みながらヘディングで流し込んでこの日2点目で勝ち越し。かと思えば今度は流通経済大柏が16分、羽坂が相手ゴール前でディフェンスのボールをかっさらい、クロスに走り込んだ三好が決めて再び追いつく。

 それでも市立船橋はそのわずか1分後にFW松谷昂輝のスルーパスに抜け出したエースの鈴木がゴール前に持ち込んでシュート。一度はキーパーに弾かれたが、こぼれ球を自ら左足で打ち抜いた。終盤は相手の猛攻にさらされたが、試合を通して豊富な運動量と球際で危険なコースを埋めたMF町田雄亮や、対空で強さを見せたDF鷹啄トラビスを中心にこのリードを守り切った市立船橋が3年ぶりの栄冠に輝いた。

 キーワードとなったのは「市船化」だ。「夏までの戦いはやっぱりどこか粘り強さがないような、逞しさがないようなところがあったので、夏に関しては市船としてどうあるべきか、市船になろう、市船化しようというような話で全体ミーティングして、それに対して選手たちがよく頑張ってくれたんじゃないかなと思います」と波多秀吾監督はいう。夏まであれば「失点を喰らうと浮き足立ってしまうことがあった」という中で決勝は追いつかれても連続失点は許さず、逆に取り返しに行く強さを見せるなど、粘り強さが光った。

最終更新:2019/12/1(日) 16:06
高校サッカードットコム

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