ここから本文です

プロウトお股ニキ氏が語るパ・リーグの強さと、佐々木と奥川「素材としては…」

2019/12/1(日) 14:17配信

Full-Count

ツイッターから人気沸騰、謎の解説者が「Full-Count」に登場する全3回

 令和元年も残すところ1か月あまり。今年、“野球本”界で大きなセンセーションを巻き起こした作品に「セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論」がある。著者は、お股ニキ氏。野球経験は中学の部活までで、しかも先輩と喧嘩になって途中退部してしまったという。だが、著作は発売と同時に大きな話題を呼び、野球ファンのみならず、ソフトバンクの千賀滉大投手らプロも愛読書として手にしている。

【動画】井口監督がドラフト1位指名は「佐々木」と公言! お菓子“もぐもぐ”しながらスカウト会議に臨む貴重な様子も…

「プロウト(プロの素人)」と呼ばれる謎の解説者・お股氏が「Full-Count」でおなじみのラジオ番組「NO BASEBALL, NO LIFE.」にゲスト出演。MCを務める「SCOOBIE DO」のオカモト“MOBY”タクヤ氏、音楽スコアラーの久保田泰平氏らと、野球談義に花を咲かせた。大いに盛り上がった収録の一部を「Full-Count」で全3回にわたってご紹介。第3回は「パ・リーグ、そして佐々木と奥川」をお届けする。

 ◇ ◇ ◇

 3月末に発売された初の著書「セイバーメトリクスの落とし穴」は、発売から1か月も経たない間に第4刷まで重版がかかる人気本となったお股氏だが、11月28日には2作目となる「なぜ日本人メジャーリーガーにはパ出身者が多いのか」(宝島社新書)が書店に並ぶ。収録に参加したのは、脱稿した直後のタイミング。執筆を開始した9月末から1か月あまりで書き上げた本の中では、「なぜパ出身者が多いのか」お股氏が探る過程が明らかになる。お股氏がたどり着いた答えの1つとは……。

「数字上で論理的なものを期待されても、エッセーっぽい感じになってしまうんですけど、何となくパ・リーグの方が強いなとみんなが感じている『何だろう?』が、少しずつ感じ取れるようになったかなと。僕も、これだ、という答えが出たわけじゃないんですけど、根本的には選手のフィジカル面でのスペックですよね」

日本人メジャーリーガーには、なぜパ出身者が多いのか?

 お股氏が答えを探る過程で見えた傾向として、パ・リーグの方がより身体能力に優れた、あるいは開花する可能性のある選手を多く取っているという。また、選手育成に力を入れているチームが多いことも、間接的な要因の一つと言えそうだ。お股氏が応援するソフトバンクは、いち早く3軍を作ったチームでもある。

「育成として、よりスペックの大きい選手を取っている球団もある。3軍は、かなり費用対効果のいい投資だと思います。ソフトバンクで言えば、育成は2010年だけで千賀、牧原(大成)、甲斐(拓也)ですよね。その後は、大竹(耕太郎)、モイネロ、周東(佑京)です。1人当たりの年俸はそれほど高くなく育てられる。ただ、今は他のチームも3軍を作り始めたので、育成選手も取り合いになりますね」

 パ・リーグ出身選手がメジャーリーガーになるケースも多いが、逆にメジャーから注目を浴びる選手がパ・リーグ入りすることも多い。例えば、ダルビッシュ有投手(元日本ハム)、菊池雄星投手(元西武)、大谷翔平投手(元日本ハム)らが記憶に新しいが、今年のドラフトで目玉とされた大船渡高の佐々木朗希投手もまた、ロッテに1位指名され、入団が決まった。ロッテは井口資仁監督、吉井理人投手コーチと元メジャーリーガーが首脳陣として控えるが、お股氏は佐々木の未来をどう見るのか。

「素材としては、もうすごい。バーランダー(アストロズ)とか、それくらいのレベルになるポテンシャルはあります。ロッテがくじを引き当てて、若干『あ、ロッテか』と思った人もいると思うんです。でも、井口監督がいて吉井コーチがいて、フロントも刷新して黒字経営化して、いい方向に来ている。若いピッチャーで言えば、種市(篤暉)投手とかも出てきたし、ピッチャーは育つ環境が整いつつあるんじゃないかと。なので、佐々木投手も怪我なくやれれば、かなり期待できると思います」

1/2ページ

最終更新:2019/12/1(日) 15:06
Full-Count

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事