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【ムエタイオープン】翔・センチャイジムが引退、最後の一戦は激闘の末ドロー

2019/12/2(月) 6:05配信

イーファイト

センチャイムエタイジム
『MuayThaiOpen47』
2019年12月1日(日)東京・新宿FACE

【フォト】最終ラウンドも手を休めることなく打ち合う翔と大谷

▼第7試合 翔・センチャイジム 引退試合 ライト級3分3R
△翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定0-0 ※29-29、30-30、29-29
△大谷翔司(スクランブル渋谷)

 翔・センチャイジムはこれまでに5本のベルトを獲得している日本ムエタイ界の第一人者。ヒジと首相撲からのヒザを得意としており、長らくトップ戦線に君臨してきた。国内・国外問わない猛者との戦いを数多く繰り広げてきたが、モチベーションの低下を理由にこの大会を最後に引退を表明。2006年2月から始まった13年半に及ぶ長い現役生活にピリオドを打つ。その翔の最後の対戦相手となるのはREBELSを主戦場とし、陸上自衛隊で鍛え上げた剛健な肉体を武器に戦いを続ける大谷翔司。

 立ち上がりからローからパンチのコンビネーションを見せる大谷へ、サウスポーの翔は強い左ロー。左ミドル、右前蹴りで距離を取る翔へ、大谷はプレッシャーをかけながら手数を出していく。2Rに入ると翔がプレッシャーをかけ始め、前蹴りで前進しながら至近距離では横薙ぎの左ヒジ。大谷は右ローで翔の前足を潰しにかかる。中間距離では大谷のジャブが翔をとらえるが、翔はプレッシャーをかけ続け至近距離ではヒジ・ヒザでやや優位に。終盤には翔が左ストレートをヒットさせると大谷が後ろ回し蹴りを見せ、両者譲らない。

 最終ラウンドも一進一退、両者ともパンチ・蹴りを強振していく。パンチの的確さではやや大谷が優るが、翔は前蹴りでプレッシャーを弱めず強烈な左ロー、至近距離ではヒジ。組み合えば両者ヒザをボディに突き上げ合い、離れ際にはヒジを打ち合う。終盤には翔の鼻から鮮血が流れるが、両者退かずに最後まで打ち合うまま試合終了。翔の最後の一戦は、ジャッジ3者とも優劣をつけられない激戦となりキャリア4度目のドローで幕を閉じた。

 最後のマイクを握った翔は最後の対戦相手となった大谷、恩師であるセンチャイ会長、支援者、家族・親族、友人たちへ感謝の気持ちを伝えた。
 翔は勝ち負けを繰り返すキャリアの中、競技から離れようと思ったことがあったが、センチャイ会長に出会ったおかげで5本のベルトを獲得する夢をかなえられたことを振り返り、「本当にあきらめなければ夢はかなうんだな」と大きな目標を達成できた充実感を見せた。
 そして「これから先の第2の人生の方が長いけど、妻と二人で二人三脚で頑張っていきたいと思います。本当にたくさんの応援ありがとうございました」と新たな人生に向けたスタートを切ることを宣言し、最後の挨拶を締めくくった。

 最終戦績は66戦35勝(17KO)27敗4分。日本ムエタイ界の第一人者として数々の強豪と激戦を繰り広げた翔は、この日に最後の10カウントを聞き、13年半に及ぶ長い現役生活に終わりを告げた。

最終更新:2019/12/2(月) 7:12
イーファイト

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