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「好きなこと、仕事にできる?」 学生も若手社員も本音で語ったら……「自分をこねくり回すと後で破綻」

2019/12/6(金) 7:00配信

withnews

「この時間をつかって、年収とか会社の情報を聞こうとするのはもったいない。それは調べればわかることですので」。そんな言葉で始まるちょっと変わった就活を前にしたイベントが11月、開かれました。インターン・業界研究・自己分析……そんなセオリーに「ちょっと待った」をかける内容。学生と議論をしたのは大企業の若手・中堅社員です。価値観が多様化する中、社会に出る学生は何を大事にするべきか。参加者は「好きなこと、仕事にできる?」について考えました。(朝日新聞・杉本崇)

【画像】自分とどう向き合う?社会貢献できる? 「働くことへの価値観」学生と社会人がリアルに書いてみた

ますは言語化すること

イベントを企画したのは、パナソニック、NTTグループ、トヨタ自動車など50企業の有志団体、1200人でつくる「ONE JAPAN」。今年3月に続き、11月23日、都内にあるホンダ本社の会議室を借りて2回目を開催しました。

「この時間をつかって、年収とか会社の情報を聞こうとするのはもったいない。それは調べればわかることですので」

メンバーの一人、電通で10~20代の若者を対象にしたプロジェクト「電通若者研究部」などを手がける吉田将英さんは学生に向けて、そう呼びかけました。

「会社のことを調べてOB訪問し、何社もエントリーし、会社の求める人物像に合わせて、学生時代のエピソードを探して自分をこねくり回そうとしてしまう。そんな気持ち、私も分かります。でも、相手の好きなタイプに合わせようとすると、後で破綻が出てしまいます」

むしろ大切なことは「社会とどう関わりたいか、周りと関わることの意味を言語化すること」だと言います。 

「必勝法はありません。自分の言葉で頭で考えて関わることの意味を探ってください。自分なりの社会に出ることの意味の仮説をいっぱい持って帰ってください」

好きなこと、仕事にできる?

では、みんなは何のために働くのか。

吉田さんは社員と学生が交わす言葉のなかから、

1、誰かの幸せのために働くのか、自分のために働くのか
2、目標に向けて自分の力で達成しようとするのか、みんなの力を合わせて達成しようとするのか

この二つの軸で整理してみました。

すると、自分の力を使って社会に貢献するために働きたいという考えの人たち、会社のリソースを使って自分の目標を実現したい人たちなど、働くことは同じでも様々な目的や手段を持つ人たちがいることが見えてきました。

次第に共通の価値観を持つ者同士が集まり、話し合いが続きます。「身近な人たちを幸せにできる仕事とは?」「やりたい仕事はどうやって見つけるの?」「ビジネスを通じてどうやって社会貢献につなげるの?」……。

あるテーブルの議題は「好きなことを仕事にするべきかどうか」でした。

学習院大1年の上原楓さん(18)は自分の好きなことを将来の仕事に生かしたいと考えました。上原さんは平均で週2回は東京ディズニーランドなどに通う大ファンだそうです。

好きの理由を自分のなかで分析すると「みんながディズニーの世界観に入り込めるような徹底したこだわり」でした。

シンデレラ城が実物より大きく見えるよう、石垣などが上に行くほどだんだん小さく作っていたり、いろんなところに丸が3つ並んだ「隠れミッキー」を配置していたりと、来園者を楽しませようとする工夫が随所にあります。そして、何よりキャスト(従業員)だけでなく来園者も一緒になって、ごみの落ちていない、楽しい場を作ろうとする雰囲気がとくに好きなのだと言います。

「今は趣味の『好き』ですが、仕事の『好き』に広げていくことで、みんながわくわくする仕事につなげられるかもしれません」

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最終更新:2019/12/6(金) 11:15
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