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IoTで効率除雪 射水市実証事業 雪量把握 迅速出動

2019/12/2(月) 22:36配信

北日本新聞

 射水市は12月からIoT(モノのインターネット)を活用し、効率的な除雪体制の整備に向けた実証事業を始める。降雪量や積雪量などをリアルタイムで把握し、除雪車の迅速な出動、的確な配置につなげる。受信基地局1基で市内全域を網羅する長距離通信技術「エルトレス」を用いる。エルトレスの利用は県内初で、行政サービスの実証としては北陸初。2日の定例会見で夏野元志市長が説明した。 (新湊支局長・牧田恵利奈)

 住民サービスの向上につながる情報収集に役立てようと、射水市は昨年度からIoTの利活用を検討してきた。今回は射水ケーブルネットワークと連携してエルトレスを用いる。

 降積雪量の把握は従来、市職員が計測地点に出向いて確認し、除雪協力業者に出動を依頼していた。実証実験では、計測地点10カ所に積雪センサーを設置し、インターネットで数値を確認できるようにする。

 除雪車両312台のうち10台にGPS発信器を付け、位置情報と除雪履歴をネットで確認できるか試す。7カ所の消雪装置にもセンサーを付け、作動状況をチェックできるようにする。

 4月からは、ため池や排水路の水位、水害時の浸水状況、公共施設の利用者数、観光入り込み数などの把握にもIoTを利用する。実証期間は2021年3月まで。市長は「効果が認められれば、本格運用を検討したい」と話した。

 会見では、道路除雪計画も説明。除雪計画路線は市道総延長約855キロで、前年度より2キロ増えた。協力業者は人材不足のため、3社減の123社となった。

最終更新:2019/12/2(月) 22:36
北日本新聞

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