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ソフトバンク・バレ砲誕生決定的で動き出した松田宣の一塁構想

12/2(月) 16:30配信

東スポWeb

 2020年、鷹の布陣が激変するかもしれない。ソフトバンク・松田宣浩内野手(36)がヤクルトから自由契約となるバレンティン獲得に乗り出している球団の補強策に反応。「鷹のバレ砲」誕生が決定的の中、来季のレギュラー争いについて「誰一人として安泰な選手はいない」と覚悟をにじませた。全試合出場、ゴールデン・グラブ賞、30発超えの継続を誓う熱男だが、バレ砲加入で松田宣の一塁起用構想が急浮上している。

 松田宣は1日に福岡市内で行われたイベントに登場。日本一3連覇、プレミア12での世界一を約600人の来場者から祝福されると、おなじみの熱男ポーズでの“返礼”とともに「積み重ねが大事。来年も(6年連続で)全試合出て(3年連続で)30本打って、ゴールデン・グラブを8年連続で取れるように頑張ります」と今後の精進を誓った。

 東京五輪出場を目指す36歳が、言葉に力を込めるのには理由がある。ヤクルトとの残留交渉がまとまらず、2日に自由契約となるウラディミール・バレンティン外野手(35)のホークス入りが決定的な状況だからだ。通算288発を誇る「鷹のバレ砲」が3日にも誕生するとあって「30本打つ準備をするつもり。30本打って外されるなら、もうそれまで。サードのレギュラーとしてやれることをやって外されるのなら仕方ない」と覚悟をにじませた。

 左翼守備に意欲的なバレ砲が加入すれば、今季左翼のレギュラーだったグラシアルが内野に回り、ライバルとなる可能性が高くなる。「(補強は)チームが勝つためだから。誰一人、安泰な選手はいない」。これまで幾度も助っ人砲余波に負けず「サード」を死守してきた男は「自信を持ってやりたい」と自らを鼓舞した。

 長嶋茂雄に憧れ、ホットコーナーに強いこだわりを持ち続けてきた松田宣。だが、バレ砲の加入により「一塁・松田宣」構想がいよいよ動きだすことになりそうだ。かねてチーム内では「現実的な話として存在する」「故障者の続出がなければ、すでにあってもおかしくなかった配置」ともささやかれていた。

 実際、外野の主力だけで柳田、グラシアル、中村晃、上林がいる状況に、日本人選手扱いとなるバレンティンが加入する。さらにドラフト1位・佐藤直樹(21=JR西日本)も外野手で、他の若手が入り込む余地すらない。

 さらに侍ジャパンで外野手として注目を集めた周東は、本職は内野手でサードも守れる。これだけの陣容で育成も同時並行で行う中、松田宣のサード固定は最適解ではないとの考えがチームにはあるだけに、サードで結果が出ない試合が数試合続けば、松田宣を一塁のポジションで内川、中村晃らと競わせる構図が出てくる。

 フロントがバレ砲の獲得意義を「競争原理」と主張したように、育成志向のもと若手の優先起用はあっても大物助っ人、ベテランを含めた実績組にレギュラー保証は一切ないホークス。「力がある選手が出ればいい。結果を残した選手が出ればいい。それがプロ野球」と語る熱男は、実力で“一塁転向構想”を凍結できるか。

最終更新:12/2(月) 18:01
東スポWeb

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